【ゲーム株概況(11/24)】全体安の流れを受けてほぼ全面安商状に ミクシィとブシロードは材料に反応薄 ケイブが急反発

11月24日の東京株式市場では日経平均は大幅反落。前営業日比471.45円安の2万9302.66円でこの日の取引を終えた。米国市場でハイテク株が売られた流れを受けて、値がさの半導体関連を中心に下げた。円安を手がかりに自動車、原油高を手がかりに資源株に物色の矛先が向かったものの、全体の下げをカバーするには至らなかった。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ていくと、ほぼ全面安商状となった。この日、新規上場となった銘柄が活況となっており、個人投資家などの短期資金に移動したことも一因となったようだ。

ミクシィ<2121>が4日続落。同社は、11月22日、Jリーグサッカークラブの「FC東京」運営会社による11億5000万円の第三者割当を引きつけることで買収すると発表したが、市場では反応薄となっている。業績への影響については見極めづらい部分があるという。

同様に、ブシロード<7803>も続落。「アルゴナビスプロジェクト」に関して「from ARGONAVIS」に名称変更を行うほか、新会社設立、新規アプリ開発などを発表したが、第1四半期決算を受けて大きく買われていた経緯もあり、上値追いの動きにはならなかったようだ。

また、直近で買われていたKLab<3656>や、バンク・オブ・イノベーション<4393>、東京通信<7359>、CRI・ミドルウェア<3698>なども利益確定の売りに押された。

他方、11月22日に売り込まれていたケイブ<3760>が反発。アピリッツ<4174>やディー・エル・イー(DLE)<3686>もしっかり。