【発表会】横浜DeNAベイスターズがNFTを販売 専用サービス「PLAYBACK 9 (プレイバックナイン)」を提供開始!
DeNAと横浜DeNAベイスターズは、11月30日、ブロックチェーン 技術による NFT を活用して開発したデジタルムービーコレクションサービス「PLAYBACK 9 (プレイバ ック ナイン)」を発表、提供を開始した。
「PLAYBACK 9」は、NFTにより保有証明されたデジタルアイテムを購入し、閲覧できるサービス となる。試合の名シーン(動画)を球団公式のデジタルアイテムとして販売しており、従来のトレーディングカード の世界をデジタル上で体験できる。
サービス内ではアルバムから獲得したシーンを閲覧したり、集 めたシーンを友達に共有することもでき、名シーンを見たときの熱い気持ちを思い出したり、語ることができるという。
デジタルアイテムは特設サイト上で個別に期間限定販売を行う。NFTは、シーン毎に発行上限枚数の制 限を設けており、発行上限枚数を超過した購入申込みがあった場合は抽選により購入者を決定する仕組みだ。
▲価格はレア度によって異なる。現状は上記のように120円、480円、980円、1980円になっている。それぞれ500枚を発行。申込者が増えた場合は抽選方式となる。また一度決めた上限からさらに発行することはないという。今後新たにNFTを販売する際は、500枚にこだわらず、動向を見ながら上限数を決定する、発表会で語られていた。
本サービスで販売されるデジタルアイテムは、一枚一枚にブロックチェーン技術を活用した NFT を利用し、それぞれ固有のシリアルナンバーが付与されている。
将来的には球団公式のデジタルコレクションとして、利用者間で NFT のオンライン売買も可能になる予定だという。価格に関しては自身が決める方式を想定しているとか。なお売買するプラットフォームに関しては今議論中だそうだ。LINE上であるか、「PLAYBACK 9 (プレイバ ック ナイン)」上のどちらかになるのでは、としている。
今回利用するチェーンは、「LINE Blockchain」となる。チェーンの選定は利用者が多い LINE を使用することで、非 常にスムーズなユーザー体験が可能だからとしている、同社が以前、川崎ブレイブサンダースの「PICKFIVE」提供した際にも、9割近い利用者が「LINE BITMAX Wallet」の開設までいたっており、実績を見込んでのこともありそうだ。
なお、今後のサービス拡張に関しては様々な検討がなされているという。例えば世界最大級のNFTマーケット「Opensea」への出庫などがそれにあたる。ただし法務的な問題など様々な観点を鑑みると、簡単にGOサインは出せないようだ。
また販売形式に関しても価格固定の抽選販売となっている。なるべく多くのファンに利用してほしいというのが、サービスの根幹にあるため、このような方式になったという。販売方法としお金を多く出した人が購入できるというのはユーザーの平等性が削がれる一面もあるとして、オークション方式に関してはいささか懐疑的な状況ではあるようだ。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432