Gaudiyと大日本印刷、IPを活かしたビジネス創出で業務提携 メタバースをはじめとする新たな領域を狙う



Gaudiyと大日本印刷<7912>は、1月18日、アニメ・マンガ・ゲーム等の新しい知的財産(Intellectual Property:IP)を活かしたビジネス創出を目指した業務提携を発表した。

本提携の取り組みの第一弾として、 2022年1月21日から「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」で開催される『約束のネバーランド POP UP SHOP in 東京アニメセンター』(※)と連動し、 ファンコミュニティ向けにジェネラティブアート(※)を活用したデジタルコンテンツを提供する実証実験を開始する。  


■ 業務提携のポイント
○インターネット上に構成される仮想空間において、 AR・VR等を活用したさまざまな体験価値の提供やコミュニケーションに関する技術やサービスの開発が活発に行われている。 そうした動きのなかで、 現実世界と仮想空間の融合や分離を適切に行い、 生活者が安全・安心に各種サービスを利用できるようにするため、 さまざまな検討や仕組みの開発などが進んでいる。

○Gaudiyは「ファンと共に、 時代を進める。 」をミッションとし、 ブロックチェーンを中心としたデジタル技術を活用して、 ファンエコノミーの構築を推進するスタートアップです。 エンターテイメント産業の課題解決に向けて、 大手コンテンツホルダーとも協業し、 漫画・アニメ・ゲーム・スポーツ・音楽等の領域で、 コンテンツとファンを直接つなぐコミュニティサービスを展開している。

デジタルコンテンツの偽造や複製を防ぐための固有の識別情報である非代替性トークン(Non-Fungible Token:NFT)をはじめとしたブロックチェーン関連の先端テクノロジーを強みとして、 日本のコンテンツを活かした世界規模のビジネス展開を目指している。

○DNPは独自の「P&I」(印刷と情報:Printing & Information)の強みとして、 多彩な表現技術や、 高度なセキュリティ環境で膨大な情報を安全・安心に処理するノウハウを有し、 多様なパートナーとの連携を図りながら、 リアルとバーチャルの融合によって新しい体験価値を創出する「XR(Extended Reality)コミュニケーション事業」(※)を展開している。

その一環として、 アニメ・マンガ・ゲーム等のコンテンツホルダーと協業し、 リアルとバーチャル双方でコンテンツの魅力を発信し、 コンテンツとファンや企業等をつなぐ新しいコミュニケーションモデルの創出に取り組んでいる。

○両社は今回の業務提携を通じて、 コンテンツ業界のさらなる発展に向けて、 それぞれの技術やノウハウを掛け合わせ、 メタバースをはじめとする新たな領域での価値創出および「未来のファンサービス」の創出に向けて、 共同研究を推進していく。

○GaudiyとDNPは、 NFTを活用して各種コンテンツの適正な流通を促進するとともに、 多くのファンがさまざまなコンテンツの魅力を堪能することのできる場を提供していく。 例えば、 ファンが集うバーチャルなコミュニティを構築して、 好きなアイドルやキャラクターのグッズやアイテムを集めたり、 好きなコンテンツを応援する(通称「推し活」)ファン同士が相互に交流できる場を提供するなど、 リアルとバーチャルをつなぐ魅力的なサービスを開発していく。


※ 「約束のネバーランド POP UP SHOP in 東京アニメセンター」について
https://tokyoanimecenter.jp/event/popup-neverland/

※ ジェネラティブアート:コンピュータを使い、 創造プロセスの一部に意図的に偶然性を取り入れたプログラムで作られたアートのこと。

※ DNPのXRコミュニケーション事業について→
https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/10159318_1567.html


Gaudiy(ガウディ)

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