クルーズ<2138>は、本日(3月9日)、プログラミング言語「Ruby」の開発者である、まつもとゆきひろ氏が技術PR顧問として就任したことを発表した。
まつもと氏は、全世界で利用されているプログラミング言語「Ruby」の生みの親で、普段使用しているSNSツールや動画配信ツールにも「Ruby」は使用されている。現在、まつもと氏は複数社の技術顧問を兼任するだけではなく、数多くのテックイベントでの登壇や、8.6万人以上のフォロワーを抱えるTwitter上でも「Ruby」を始めとする様々な技術に関する発信を行っている。
より技術PRの強化を図りたいクルーズは、様々な経験や知見、発信力を持つまつもと氏と今回タッグを組むことにより、自社のみならず業界全体を盛り上げていく。まず、PRの第1弾として今春に技術者向け大規模テックイベント「TECH HILLS」をまつもと氏をゲストに迎えて開催する。
▼まつもとゆきひろ氏プロフィール
プログラミング言語Rubyの生みの親。ネットワーク応用通信研究所フェロー、楽天技術研究所フェロー、Rubyアソシエーション理事長、Herokuチーフアーキテクト、ZOZOテクノロジーズ技術顧問、Linkers技術顧問。Ruby開発の功績から島根県松江市名誉市民にも選出される。
1995年トヨタケーラム(現:トヨタシステムズ)在籍時にオブジェクト指向スクリプト言語Rubyを公開し、その後2004年に発表されたRuby on Railsの流行に伴い日本国外にも普及した。
▼まつもとゆきひろ氏コメント
この度、御縁がありましてクルーズのお手伝いをさせていただくことになりました。現代のビジネス、特にクルーズのようなWebサービスを中心にしたビジネスでは本質的に技術が重要になりますが、それはなかなか外部からは伺うことができません。眼の前にあるサービスが動作していることはわかっても、保守性が高いか、発展性に問題はないか、将来性は大丈夫なのかなどは見えないのです。私の30年以上のソフトウェアエンジニアとしてのキャリアと、オープンソースソフトウェア開発者としての経験をベースに、クルーズの技術者の皆さんとよい関係を築き、技術発展と進歩を支援させていただければ幸いです。
▼クルーズ 最高広報責任者(CBO)諸戸 友氏コメント
まつもとさんとこのような取り組みを始めることができることをとても嬉しく思っております。前述のとおり、当社は移り変わりの激しいIT業界において、常に技術の革新と優秀な技術者の採用が経営においても最重要課題であると認識しています。そのためにも自社のみならず業界全体を巻き込んだイベントや広報活動が必要不可欠です。これまで広く日本の技術革新に貢献されてきたまつもとさんのご経験や知識、ネットワークはまさに私どもの技術PR強化にとって大きな資産になると期待しております。
※写真はクルーズ最高技術責任者(CTO)鈴木氏(右)とCTOより革ジャンをプレゼントされたまつもと氏(左)
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138