トランスコスモスとジャスミー、ブロックチェーンを利用した「Jasmy Secure PC forコンタクトセンター」を開発 在宅時のセキュリティとマネジメントの課題を解決
トランスコスモス<9715>とジャスミーは、4月18日、「Jasmy Secure PC forコンタクトセンター」の共同開発を発表した。テレワークの急速な普及に伴い、在宅コンタクトセンター運営で発生する課題を包括的に解消するアプリケーションとなる。
在宅勤務時も高いパフォーマンスを維持する仕組みと、よりセキュアな管理機能を標準搭載することで優れた在宅コンタクトセンター運営を実現できる。
「Jasmy Secure PC forコンタクトセンター」には、これまで培ったセンターオペレーション経験、ならびに国内最大級となる約3,000席の在宅コンタクトセンターノウハウが反映されており、コンタクトセンターならではのオペレーションマネジメント観点とセキュリティ監視機能を追加している。
本アプリケーションを活用することで、スムーズな在宅コンタクトセンター移行とともに、在宅とセンター各オペレーションのシームレスな統合管理が実現可能。
■アプリケーションの特徴
①在宅勤務者に対する「何を行っているか見えづらい」を解決
各オペレーター端末の稼働状況やパフォーマンスを自動的に収集し、ダッシュボードで可視化する。
「何を行っているか見えやすく」することにより在宅勤務者に対する適正な評価を支援するとともに、検索サイトやアプリケーションの閲覧時間、キーストローク回数などをもとに定量的なパフォーマンス分析が実現でき、オペレーションのパフォーマンス向上を後押しする。
②リモート(在宅など)勤務で発生するセキュリティ懸念への対策
「ネットワークアクセス制御」に加えて、「労務時間外の勤務アラート」、不測の事態における「システム管理者の端末から各オペレーター端末へのコマンド送信によるPC制御」、「PC操作履歴の追跡」、「ソフトウェアのアップデート状況の一元管理」などの対策が可能。
労務管理におけるマネジメント業務やモニタリングといった、セキュリティ管理業務においても格段のスピードアップを実現し、管理工数の負荷軽減にもつなげることができる。
これら、端末から収集・蓄積されるデータをブロックチェーンを経由したデータ基盤で分散管理することで、端末の操作履歴や本人認証といった機密情報もハッシュ化された状態でセキュアに取り扱うことができ、データの信頼性も担保した状態でアプリケーション運用を実現する。
【ユーザー端末情報一覧画面】
「Jasmy Secure PC forコンタクトセンター」は、2021年より技術検証を行ってきた。
すでに約300席へ試験導入しており、マネジメント管理やセキュリティ対策に効果を発揮している。今後、在宅コンタクトセンター業務へ標準搭載を進めていくことで、お客様企業により安心していただける在宅コンタクトセンター環境を提供していく。
会社情報
- 会社名
- トランスコスモス株式会社
- 設立
- 1985年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 奥田 昌孝/代表取締役共同社長 石見 浩一/牟田 正明/代表取締役 副社長執行役員 髙野 雅年/神谷 健志
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9715