エミレーツ航空は、4月25日、 NFTとメタバース体験を顧客および従業員向けに提供すると発表した。
ドバイ国際博覧会跡地にあるエミレーツ館を技術革新の拠点として再利用し、メタバース、NFT、Web3(ウェブスリー)など、エミレーツ航空の未来を見据えたプロジェクトを実現するために世界中から人材を集めるという。
初期プロジェクトはすでに進行中で、数ヶ月以内に提供開始を予定している。
これまで同社は、5年以上前から公式サイトとアプリでバーチャル・リアリティ(VR)技術を採用しており、機内空間の没入型3D体験を提供開始した業界先駆者となっている。
顧客は3Dシートマップから希望する座席の予約手続きを行ったり、チェックイン前の座席を確認できる。この受賞歴を誇る技術は、外部アプリケーションやプラグインを必要とせず、すべてのデバイスに対応している。
エミレーツ航空3Dシートマップ(英語): https://www.emirates.com/english/experience/3d-seatmap/
昨年、エミレーツ航空は航空会社として初めてOculusストアで独自のVRアプリを発表した。ユーザーはフラッグシップ機であるA380とボーイング777-300ER ゲームチェンジャーの機内で、完全再現した客室インテリアをインタラクティブに体験することができる。
例えば、機内ラウンジでアイテムを手にしたり、シャワースパでシャワーの水を出したり、プライベートスイートのドアを閉めたりすることができる。また、コックピットの中を探索できる。
「民間航空の未来」をテーマにしたドバイ万博エミレーツ館で最も人気があった体験は、未来の航空機の客室内を紹介する「VRジャーニー」だったようだ。