【ゲーム株概況(4/26)】モブキャストHDがS高…子会社のプロジェクト参画タイトルのグローバル配信が刺激に 好決算のコーテクHDは一時4000円回復も伸び悩む
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4月26日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに反発し、前日比109.33円高の2万6700.11円で取引を終えた。日経平均は2日間で900円超の下げを演じていたこともあり、自律反発の動きを意識した買いが先行した。ただ、世界的な景気減速への懸念や、3月期決算発表の本格化を控えるタイミングであり、そこから上値を追うエネルギーには欠けた。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、モブキャストHD<3664>がストップ高した。モブキャストHDは、子会社モブキャストゲームスがプロジェクト参画している『sin 七つの大罪 X-TASY』(配信はUserJoy Technology)のグローバル版が全世界にて配信開始となったことが株価の刺激材料となっているようだ。
また、マイネット<3928>やアクセルマーク<3624>、KLab<3656>なども買われた。マイネットは、引き続きWeb3領域へ進出し、ゲームサービス事業で新たにNFT販売を開始することが評価につながっているもよう。
トーセ<4728>は、前日の流れを引き継いでストップ高まで買われる場面があったものの、後場引けにかけて利益確定の流れに押された。
半面、前日まで4日連続のストップ高となっていたサイバーステップ<3810>が5日ぶりの反落となり、バンク・オブ・イノベーション<4393>やコムシード<3739>が売られた。
映画「スーパーマリオ」の公開が2023年の春に延期となった任天堂<7974>は5日続落となるなどさえない。
前日発表した2022年3月期決算が中期計画の目標値の前倒しでの達成となる好決算となったコーエーテクモHD<3635>は、一時4000円台回復まで買われたものの、買い一巡後は伸び悩み、マイナス圏に沈んだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635