【ゲーム株概況(4/28)】今期大幅減益見通しを開示もサイバーエージェントは悪材料出尽くしで大幅反発 子会社がBLC関連で戦略的提携のコムシードは続伸
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4月28日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比461.27円高の2万6847.90円で取引を終えた。日銀が金融政策決定会合で金融緩和策を維持することを決定したことで、為替が20年ぶりに1ドル=130円台まで円安に振れたことが輸出関連株などの買いにつながった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、サイバーエージェント<4751>が5日ぶりに大幅反発した。サイバーエージェントは、前日27日に発表した決算とともに、非開示としていた2022年9月期の業績予想を開示し、大幅な減益見通しであることを明らかにしたが、株価には既に織り込み済みとの見方から悪材料出尽くしとみた買いが入る形となったようだ。
また、子会社HashLinkがブロックチェーンネットワーク「Palette」を運営するHashPaletteとの戦略的提携を発表したコムシード<3739>が続伸し、大手ゲーム株ではセガサミーHD<6460>とカプコン<9697>が買われた。
発行済株式の5.8%に相当する50万株、3億円を上限とする自社株買いを発表したユークス<4334>も続伸した。
半面、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が大幅反落し、ワンダープラネット<4199>やトーセ<4728>なども売られた。
前日まで急騰していたモブキャストHD<3664>は、3日ぶりに大幅反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- コムシード株式会社
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 塚原 謙次
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高20億9400万円、営業利益3500万円、経常利益1800万円、最終損益6000万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 名証ネクスト
- 証券コード
- 3789
会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334