ゲームオンは、PC向けMMORPG「LOST ARK」(ロストアーク)で、2022年6月22日(水)に新基本クラス「アーティスト」を含んだアップデートを実施する。
基本クラスの追加は2021年6月の「アサシン」以来約1年ぶりとなるが、今回実装となった「アーティスト」はプレイ中に遊び心が非常にくすぐられるクラスだった。一人と言わず何人でも作り込みたいキャラメイク。「ロストアーク」内でもっとも美麗と言っても過言ではないスキルの数々。
Gamebizでは実装に先立って「アーティスト」を先行プレイする機会に恵まれたのでその内容をお届けする。「アーティスト」凄いぞ。
*なお開発版をプレイしているため、効果や機能名称等は実装後に変更となっている可能性があるので留意されたい。
■「アーティスト」のキャラメイクでコンテストを開きたい
「アーティスト」は筆型の武器を使用して戦況に合わせメンバーをサポートしながら戦うクラスとなる。筆を駆使して敵を攻撃したり、絵を通じて様々な神獣を呼び出すことができます。攻撃力はやや低いものの、味方を危険から救い戦いにおいて後方をしっかりサポートできる。
「アーティスト」は「ヨズ族」でとても長生きな種族だそう。種族の傾向としては背丈が小柄であるため、実際の年齢よりも凄く若く見られるとか。性格はとても好奇心が旺盛という面もあり、なおさら若く見えることもありそう。なお今回のアーティストは10代となっている。
プロローグでは、暁を守りし大地、リムレイク、そしてヨズ族はこの大地を守護することを責務としていることなどが明らかになる。そして闇のオーラがヨズ族の世界を脅かしているという。
まずそのたたずまいに注目。他クラス同様のかなり細かいメイキングが可能ではある。が、かなりメイキングにのめり込みそうなプレイヤーが続出しそうな容姿がベースだ。
▲用意しているプリセットもかなり際立っていることがわかる。この方向を求めていた人も多いのでは?
▲もちろん『ロストアーク』です。
▲移動スキルの着地時。この私わかってやってます感。
▲移動時。左手に注目。
もちろんエモーションも非常に"わかっている"。
▲白旗を上げて降参。
▲煽ってみたり。
▲泣いてみたり。この泣き方もね。
▲踊ってみたり。もちろんまだまだある。とにかく幅広い感情を見せてくれる。もちろん紹介したのはごくごく一部。
キャラメイクをしていて感じたのは、バトル以外にもかなり遊べそうということ。同じメイクをベースに髪の毛色だけ違う双子の設定や、衣装を合わせたアイドルグループ設定にして、先の動画のように踊ってみた動画の制作を行ってもおもしろいだろう。
■スキルはまさに美麗。筆が魅せる妙技の数々
これまで、そのあざとかわいさを中心にお届けしてきた新クラス「アーティスト」。発動するスキルは一転し非常に美麗であり優雅だ。彼女の筆が折り直すスキルの数々はそのどれもが美しい。加えてその効果音のクオリティーも相まって、スキルを発動していて非常に心地良いというのがその感想だ。
そんなスキルの幾つかを紹介していこう。
▲まずはノーマルスキルの「筆法:筆払い」。墨汁ブシャーである。最大9mで扇状にダメージを与える。
▲「墨法:鶴翼」。筆で鶴を召喚し前方に攻撃を行う。どんどん強力に美しくなっていくのがわかる。
▲「墨法:撃虎」。墨で黒虎を召喚。敵にダメージを与えた上で転倒させる。
▲「筆法:一文字」。前方に筆を叩きつける。こちらも強化していくとかなりド派手なエフェクトを見ることができる。
▲「筆法:弾帳筆」。筆に乗って弾力を利用し飛び跳ねて放物線を描きながら移動していく。最大3回連続使用可能だ。えっぐいホッピングをイメージするとわかりやすい。
▲覚醒スキル「渓山蘭若図」。こちらも11世紀の中国の画家「巨然」(きょねん)の山水画からと見られる。効果は大きな紙を生成して地面に絵を描きながら、ダメージを与える。最後に大ダメージ与えた上で敵を注に浮かす。加えてダメージを受けた敵はクリティカル率や移動速度が大幅に減少するなどのデバフ効果も持っている。
▲覚醒スキル「早春図」。11世紀の中国の画家「郭煕」(かくき)の絵画からきたと見られる。満開の花が散りながらアーティストは筆に乗って飛び上がり半径24m以内の味方に12秒間、最大HPの100%のバリアをかけつつ、敵にダメージを与える。スキル効果はもとより、そのグラフィックに見惚れてしまう。
さて、そんな新基本クラス「アーティスト」は協力プレイにおいても、他プレイヤーの戦闘スタイルをも変更する可能性がある。「アーティスト」による回復は、回復のための「太陽の玉」を自身で取る必要があるからだ。このことでこれまでのプレイスタイルに影響を及ぼす可能性がある。
また「ロストアーク」は音楽やサウンドにも力のあるタイトルという印象だが、アーティストのスキルについても、その魅力をいかんなく発揮している。ぜひとも良いヘッドフォンで体験したいところ。
さてここまで紹介した「アーティスト」は個人的にはかなり異色のキャラクターだと思っていたのだが、プレイし終えたころには、すっかり『ロストアーク』の世界に馴染んでいた。このバランスのとり方は開発・運営の妙とでも言うべきか。
一方で「アーティスト」は『ロストアーク』に新しい風を吹き込むことにも成功したのではないだろうか。キャラメイクの画面ですぐさま遊び方を思いつくのはその魅力がなせるものだろう。もちろん戦闘時での爽快感もある。実際に「アーティスト」を選択して他のプレイヤーがどのような遊び方をするのか楽しみなキャラクターとなった。
そんな「アーティスト」の実装日は6月22日(水)だ。なお特設サイトからは『事前登録』も行っており、アーティスト専用の限定アバターや、特別な称号などをゲットできる。まだ未登録の人は下記のURLから登録してみよう。
■関連サイト
会社情報
- 会社名
- 株式会社ゲームオン
- 設立
- 2001年4月
- 代表者
- 代表取締役CEO 文 智秀/代表取締役COO 李 一守
- 決算期
- 12月