ORENDA、感情豊かに発話できる独自の音声合成技術(TTS)「NEXPEEECH」を開発

ORENDAは、5月25日、グループ企業であるリンク・エンタテインメンツに所属する声優を起用し、高精細且つ多量の音素データを用いた自社独自の音声合成技術(TTS)「NEXPEEECH」を開発したことを発表した。


■ 「NEXPEEECH」とは
プロ声優の音素データを集約し、人間の喋りと遜色のない「感情豊かで、自然な対話ができる」ORENDA独自の音声合成技術(TTS)。

従来、音声合成技術は、抑揚・テンポ・感情を取り入れて自然に発話することが難しい領域とされているが、「NEXPEEECH」では日本語の発話を正確に再現することが可能となっており、微調整をすることなく、誰でも簡単に高品質な音声を制作できる点が大きな特徴となっている。

今後は、「音声における演技」という今まで音声合成では難しかった領域を網羅し、エンタテインメント・ソリューションなどにも幅広い領域で活用できるようバージョンアップ予定。


■ 3D CG とかけ合わせた様々な取り組み
ORENDAは、これまでIPをモチーフにした3DCG制作を主軸にしながら、ゲームエンジンを多用したコンテンツ開発、声優・クリエイターの育成、音声の研究など、幅広い業域展開を行ってきた。

自社が持つ開発技術をかけ合わせ、シナジーを産みだす取り組みのリリース第一弾として、小売業界向けに「NEXPEEECH」を利用したサービスとして「AIアバターレジシステム」の提供を行っているという。