【ゲーム株概況(6/10)】ANYCOLORが連日のS高、時価総額2000億円視野 『テラビット』繁体字版配信日決定のサイバーステップ大幅高 KADOKAWAは3日ぶり反落
-
6月10日の東京株式市場では、日経平均は6日ぶりに反落し、前日比422.24円安の2万7824.29円で取引を終えた。前日までの5日続伸による過熱感に加え、ECB(欧州中央銀行)が7月に量的緩和を終了し、利上げする方針を示したことによる欧州経済の減速懸念も市場に影を落とした。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ANYCOLOR<5032>がこの日もストップ高となり、時価総額1952億円と2000億達成が視野に入ったほか、オルトプラス<3672>やDLE<3686>、モブキャストHD<3664>、サイバーステップ<3810>などが大幅高した。
サイバーステップは、この日に完全新作のオープンワールドサンドボックスゲーム『テラビット』のPCおよびスマートフォン版を台湾・香港・マカオで6月23日に配信開始することを発表したことが市場の評価材料となったようだ。
ほか、アピリッツ<4174>やバンク・オブ・イノベーション<4393>などが買われた。
半面、テンダ<4198>が3日ぶりに反落し、東京通信<7359>は3日続落した。
この日の大引け後に第3四半期の決算発表を控えていたエイチーム<3662>も発表内容への警戒感から反落した。
子会社の角川ゲームスが2022年発売予定だった『メタルマックス ワイルドウエスト』(PS4 / Nintendo Switch)の開発中止を発表したKADOKAWA<9468>も3日ぶりに反落した。
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468