スクエニ、2022年3月期の決算は経常益8％増の633億円と最高益　為替差益と暗号資産売却益で　売上と最終益も過去最高に

スクウェア・エニックスの2022年3月通期の単独決算は、売上高2566億3700万円(前の期比2.2%増)、営業利益508億9900万円(同8.6%減)、経常利益633億8200万円(同7.8%増)、最終利益472億5200万円(同14.2%増)だった。売上高と経常利益、最終利益は過去最高となったようだ。

・売上高:2566億3700万円(同2.2%増)
・営業利益:508億9900万円(同8.6%減)
・経常利益:633億8200万円(同7.8%増)
・最終利益:472億5200万円(同14.2%増)

増収となったものの、販売管理費が増えたことで営業利益は前年比でマイナスとなった。他方、経常利益がプラスとなっているが、円安に伴い為替差益が86億円と前年の23億円から大きく増えたこと、暗号資産売却益29億円などを計上したことがプラスに働いた。

なお、親会社のスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>の決算報告では、『ファイナルファンタジーXIV』の拡張パッケージの販売や課金会員の増加で営業利益が大きく伸びたが、海外子会社の売上だったようである。

売上高と営業利益、経常利益、最終利益の推移は以下のとおり。