デジハHD、GameWithと資本業務提携　発行済株式の5％を取得　両社サービスのクロスセルも積極展開

デジタルハーツホールディングス<3676>は、この日(6月24日)、GameWith<6552>と資本業務提携を行うと発表した。デジハHDは、YJ1号投資事業組合が保有するGameWith社の普通株式92万3600株(発行済株式の5.0%)を総額4億3300万円で6月30日取得する予定だ。取得価額は、1株につき469円となる。これは、直近6ヶ月間の終値単純平均値になるそうだ。

業務提携では、GameWith上の広告枠の提供やゲーム会社に対するサービスを提供し、GameWith社はデジハHDのデバッグ、翻訳・LQAなどのサービスを顧客企業に紹介・提供または新たなメニュー開発を行う。さらに、両社それぞれが有するゲーム人材の共有と共同でゲーム人材の獲得・活用など推進するという。

両社のサービスのクロスセルを積極化することで、開発支援からターゲットを絞った効果的なマーケティング支援、運営支援までワンストップで提供できる体制を強化するとともに、それぞれの強みを活かした新たなサービスメニューの開発を推進することで、サービスの付加価値向上を目指す、としている。

今後、両社のリソースやこれまで培ってきた業界知見・経験等を融合させることで、eスポーツやNFTゲームといった新たな領域においても、協業の可能性について検討していくとのこと。

両社は、事業やリソースを相互補完的に組み合わせることで、ゲーム業界全体の発展をより強力に支援することが可能となり、ゲーム業界におけるプレゼンスの飛躍的な向上が見込めることから、今回、資本業務提携契約を締結することとした。

今後も同社グループとGameWith社は、これらの取り組みを推進することで、両社の中長期的な企業価値の向上に努めるとともに、ゲーム・エンターテインメント業界のさらなる発展への寄与を目指していく。

なお、GameWithは、同日、アルテリア・ネットワークス<4423>との資本業務提携を行うことも発表している。