ソニー、ゲーミングギアの新ブランド「INZONE」登場 PS5連携の4K/120Hzモニター、ヘッドセット3機種が公開



ソニーは、6月29日、ゲーミングギアの新ブランド「INZONE」(インゾーン)を発表するとともに、モニター2機種とヘッドセット3機種を公開した。

「INZONE」シリーズには、ソニーが長年培ってきた、高画質・高音質を追求した独自のノウハウと最新の技術を盛り込んでいる。

商品群は、手持ちのゲームシステムのアップグレードを検討しているプレイヤーにとって新たな選択肢となる。

プレイヤーの感覚を研ぎ澄まし、最大限のパフォーマンスを発揮するためのゲーミングギアを充実させていくことで、新たな没入と勝利の体験を提供する。また、世界的に人気のeスポーツ大会に協賛し、ゲーム文化の更なる発展を支援していく。



INZONEのゲーミングモニター2機種は、27インチの画面で高画質と高速表示を実現しています。色彩豊かで高コントラストな画像を、高いリフレッシュレートと1ms(ミリ秒)の応答速度で表示する。

『INZONE M9』は、4K解像度と144Hzのリフレッシュレートに加え、直下型LED部分駆動による高コントラストと色再現性で美しいグラフィックを描き出し、プレイヤーの没入感を高める。

『INZONE M3』は、リフレッシュレート 240HzのFull HDで、競技性の高いシューティングゲームなどに適しており、プレイヤーを勝利へと導く。

INZONEのゲーミングヘッドセットはワイヤレスモデル2機種、有線モデル1機種の全3機種で、ゲーム向けに最適化したソニーの「360(サンロクマル)立体音響」技術である360 Spatial Sound for Gaming(サンロクマル スペーシャル サウンド フォー ゲーミング)を搭載している。

例えば、プレイ中のシューティングゲームで、壁の向こうや視界の外に標的などが潜んでいたとしても、プレイヤーはそれらをわずかな音でいち早く察知することが可能。

また、負担の少ない快適なヘッドクッションとイヤーパッドで、長時間のゲームプレイでもストレスなく装着できる。

 

ゲーミングモニターの主な特長

1. 没入感を高める高コントラスト・広色域
『INZONE M9』は、ディスプレイのHDR 品質を示すDisplayHDR™ 600の認証を受けている。直下型LED部分駆動による高コントラストと、広色域、高速応答を両立したIPSパネルにより、プレイヤーをより高いレベルの没入へと誘う。

特に、直下型LED部分駆動によって明暗の差が激しい場面でも細部を鮮明に描写できるため、さまざまな場面で状況の把握や、標的の発見がしやすくなる。『INZONE M3』は、sRGBカバー率99%のIPSパネルでDisplayHDR™ 400の認証を取得予定。

2. 高いリフレッシュレートと残像感の少ない1ms(ミリ秒)の応答速度
 4K/144Hz またはFull HD/240Hzの高いリフレッシュレートでくっきり映像を描写するうえ、応答速度が1ms(ミリ秒)と短いので、残像感の少ない、キレのある映像を表示する。

また、HDMI2.1規格のVRR(可変リフレッシュレート)とNVIDIA® G-SYNC Compatible対応により※1、表示の崩れやカクつくことを防ぐ。

瞬間の判断が求められる競技性の高いゲームでも、ストレスなくプレイすることができる。

3. デスクトップの使い方が広がる実用的なデザインと充実した基本機能
 ユニークな三脚形状のスタンドにより、プレイヤーのこだわりに合わせてキーボードやマウスパッドを自由にレイアウトできる。

画面の高さやチルトの調整も可能。さらに、INZONE M9は13色の背面ライティングを搭載しているので、お部屋に合わせて好きな色で楽しめる。

また、オートKVMスイッチを内蔵しており、モニターに接続したゲーミングPCとノートPC間での入力切り替え時に自動でキーボード、マウス、ヘッドセットなどの周辺機器の接続先が切り替わるので、設定変更のわずらわしさがない。DisplayPort 、HDMI 、USB Type-C (DisplayPort Alt Mode)等、豊富な入力端子を搭載している。

ゲーミングヘッドセットの主な特長


1. プレイヤーを没入と勝利に導く360 Spatial Sound for Gaming
 ソフトウェアとハードウェアの両面から、高いクオリティの音響を実現し、シューティングゲームなどにおいて迫りくる相手プレイヤーの位置をより正確に把握できる。

360 Spatial Sound for Gaming(ゲーム向けに最適化した「360立体音響」技術)により、ゲーム本来のマルチチャンネルサウンドを生かした、高い臨場感を再現する※2。

この機能は、聴感特性データを用いた個人最適化※3によりさらに効果的になる。また音楽用ヘッドホンで実績のある振動板の形状を採用し、低域から高域まで、ゲーム内の音を余すことなく再生できる。

ハウジング上に設けたダクトが低域の音をコントロールし、爆発音などの迫力はより大きくなるなど、臨場感の高いゲーム体験を可能にする。

『INZONE H9』ではハイエンドヘッドホン1000Xシリーズで実績のある、デュアルノイズセンサーテクノロジーによるノイズキャンセリング機能を搭載している。

室内のノイズを遮断することで、シューティングゲームなどにおいて重要なわずかな音も聞き取れるため、プレイへの集中が高まりプレイヤーを一層の没入へと導く。

また、本体のボタン操作でアンビエントサウンドモード(外音取り込み)に切り替えることも可能。ゲームの音と外の音がバランスよく聞こえるため、プレイ中に電話やインターホンが鳴っても聞こえる。

2. 長時間プレイでも快適な装着性 
幅広のヘッドクッションが、頭部にかかる重量負担を分散させる。快適性に大きく影響するイヤーパッドの素材には、遮音性を兼ね添えたソフトフィットレザー※4または肌触りの良いナイロン素材※5を使用している。

また、快適性と安定性とのバランスを取った設計により、長時間プレイしても締め付けや圧迫感を感じにくくなっている。

3. 低遅延と長時間駆動でストレスフリーなプレイをサポート
 PCとの接続は遅延の少ない2.4GHzワイヤレス接続で、スマートフォンとはBluetoothで同時接続が可能。

また、『INZONE H9』ではハウジング上のリングLEDランプにより、接続ステータスがより確認しやすくなっている。

なお、本体には40時間 (『INZONE H7』) または32時間 (『INZONE H9』) の連続使用が可能※6な長時間バッテリーを搭載し、10分の充電で60分の使用が可能なクイック充電に対応している。

さらに、充電中もプレイが可能なので、すぐに使いたいときや長時間使用のニーズにも応える。

4. 環境負荷軽減への取り組み
ゲーミングヘッドセットは、プラスチックを全廃した紙材の個装パッケージを使用している※7。

ソニーグループは、環境負荷ゼロを目指す環境計画「Road to Zero」を策定しており、この達成に向けて段階的に環境中期目標を設定しながら行動している。

環境中期目標「Green Management 2025」で設定している「新たに設計する小型製品のプラスチック包装材全廃」に向けて、今後も環境に配慮したパッケージに切り替えていく。

共通の主な特長

1. PCソフトウェア「INZONE Hub」※2
PCソフトウェア「INZONE Hub」※2上で、モニターやヘッドセットの各種設定が簡単にでき、ゲームタイトルごとに画音質の設定を自動で切り替えることもできる。

ヘッドセットでは、イコライザーの設定だけでなく立体音響の効果をさらに高める個人最適化※3にも対応している。

2. 「Perfect for PlayStation5」~PS5との組み合わせで快適なゲームプレイを実現 
モニターとヘッドセットは、PlayStation5(PS5)でゲームをプレイする際に適した連携機能を備えている。

モニターは、オートHDRトーンマッピング(モニターの特性に合わせたHDR設定の自動調整)やコンテンツ連動画質モード(モニターがPS5から出力するコンテンツを判別し画質モードを自動切り替え)により、映像に合わせた画質でゲームを楽しめる。

「Perfect for PlayStation 5」対象モデルの『INZONE M9』は、4K/120Hzの入力に対応し、PS5の高いグラフィック品質と高フレームレートを生かした、より臨場感のある滑らかな映像でゲームプレイ体験が楽しめる。

ヘッドセットは、立体音響表現を追求した音づくりを施したPS5の「Tempest 3Dオーディオ」の臨場感あふれるゲームサウンドが体験できます。なかでも「Perfect for PlayStation 5」対象モデルの『INZONE H9』と『INZONE H7』は、設定のステータスを画面上の表示で視覚的に確認できるほか、本体のボタンでゲームとボイスチャットの音量バランスを簡単に操作できる。

 

■市場推定価格(税込)
ゲーミングモニター

『INZONE M9』 154,000円前後

『INZONE M3』 -

ゲーミングヘッドセット

『INZONE H9』 36,000円前後

『INZONE H7』 29,000円前後

『INZONE H3』 12,000円前後