gumi<3903>は、12月11日、2025年4月期 第2四半期累計の連結決算を発表し、売上高54億9400万円(前年同期比6.1%減)、営業利益1億7900万円(前年同期は19億7100万円の損失計上)、経常利益9億9000万円(同21億2700万円の損失計上)、最終利益5億9900万円(同14億3000万円の損失計上)と減収・黒字転換を達成した。
・売上高:54億9400万円(同6.1%減)
・営業利益:1億7900万円(同19億7100万円の損失計上)
・経常利益:9億9000万円(同21億2700万円の損失計上)
・最終利益:5億9900万円(同14億3000万円の損失計上)
同社では、モバイルオンラインゲームが不採算タイトルからの撤退やコスト削減で黒字転換したほか、ブロックチェーン事業も協業先との協議により一部タイトルの開発中止があったものの、OSHIトークンの収益貢献により営業黒字を継続した、としている。
【12月11日17時25分追記】
■モバイルオンラインゲーム事業
売上高は42億5200万円(前年同期比23.7%減)、営業利益は3600万円(前年同期は10億3100万円の営業損失)となった。
売上高に関しては、配信中の一部既存タイトルについて配信期間の経過により減収となったことに加え、不採算タイトルを早期に撤退したことにより売上が減少し、減収となった。
営業利益に関しては、既存タイトルにおける継続的なコスト適正化の実施等により、外注費や広告費等が減少したことに伴い、増益となった。
■ブロックチェーン等事業
売上高は12億4100万円(同353.4%増)、営業利益は1億4300万円(同9億4000万円の営業損失)となった。
売上高に関しては、エンターテイメント領域においては、ブロックチェーン技術を活用した推し活プラットフォームプロジェクト「OSHI3」の第1弾プロジェクトである「ファントム オブ キル オルタナティブ・イミテーション」の売上高計上に加え、本プロジェクトの基軸となるトークン「OSHI」の受領に伴う売上高計上等に伴い、増収となった。
アセットマネジメント領域においても、ノード運営のポートフォリオ最適化により良質なトークンを保有し、安定収益を創出できたことに伴い、増収となった。営業利益に関しては、売上高の増加に加え、開発中のタイトルの開発コストが減少したこと等に伴い、増益となった。
なお、同社が共同開発を行うブロックチェーンゲーム「エルゴスム」で利用できるトークン「FCT」の受領及びOSHIトークンの時価上昇に伴う評価益、並びに同社グループが保有するその他の暗号資産の評価損益等を勘案した結果、暗号資産評価益9億7900万円(同5500万円の暗号資産評価損)を計上している。
■2025年4月期の連結業績予想(2024年5月1日~2025年4月30日)
同社グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しいことから、業績の見通しについては適正かつ合理的な数値の算出が困難であるため、業績予想の開示をしていない、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903