【ゲーム株概況(7/28)】新作『アリスフィクション』が好発進のワンダープラネットがS高 中計方針や新作情報開示のgumiは大幅反発
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7月28日の東京株式市場では、日経平均は続伸し、前日比99.73円高の2万7815.48円で取引を終えた。米FOMC(連邦公開市場委員会)で0.75%の利上げが決まったものの、その後の会見で利上げペース緩和の可能性が示唆されたことで米国市場が上昇し、その流れが国内市場にも波及した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ワンダープラネット<4199>がストップ高した。ワンダープラネットは、前日27日にリリースしたばかりの新作『アリスフィクション』がApp Storeセールスランキング(ゲームカテゴリー)で早くもトップ30圏内にランクインするなど好スタートを切っていることが市場の関心を集めているようだ。
また、gumi<3903>が大幅反発した。gumiは、中期経営戦略の進捗と今後の事業方針を前日27日に明らかにしており、メタバース事業での利益創出を目指すことや、モバイルオンラインゲーム事業では子会社FgG開発のオリジナルタイトルを今冬配信予定であることを明らかにしたことが評価材料となっているもよう。
ほか、ブシロード<7803>が3日続伸し、グリー<3632>やユークス<4334>なども買われた。
半面、サイバーエージェント<4751>は、前日27日に発表した第3四半期決算が市場の想定を以上に減速したとの見方から大幅反落した。
岩井コスモ証券が目標株価は4000円を据え置いたものの、投資判断を「A」から「B」に格下げしたカプコン<9697>は続落した。
ほか、アエリア<3758>や日本一ソフト<3851>、テンダ<4198>などが売られた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- ワンダープラネット株式会社
- 設立
- 2012年9月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 常川 友樹
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高24億4900万円、営業利益1億2100万円、経常利益1億1300万円、最終利益9200万円(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4199