任天堂<7974>は、この日(8月3日)、第1四半期決算を発表し、世界的な半導体部品の不足でNintendo Switchのハードウェアの生産が計画通りに進まず、減収・営業減益を余儀なくされたが、半導体不足は夏の終わりから秋にかけて徐々に状況は改善する見込みであると明らかにした。
第1四半期においては、ハードウェアの販売台数が同22.9%減の343万台にとどまった。Nintendo Switch(有機ELモデル)が152万台販売したものの、既存のNintendo Switchは同60.0%減の132万台、Nintendo Switch Liteが同48.4%減の59万台だった。
同社では、年内の生産見通しは立ちつつあり、年末商戦に向けては、適切な輸送手段を選択し、世界各地により多くのハードウェアを出荷するよう努める、としている。
2023年3月通期では、ハードウェアが同8.9%減の2100万台を販売する計画を立てている。第1四半期段階での通期計画に対する進捗率は16.3%となっており、年末商戦の入る下期から伸ばていく見通しだ。
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974