SOUSEI WORKSは、 「RPGただひと Story of Ellis TownVersion」を7月29日夜11時にリリースした。 (リリース後一週間は20%オフセール 8/6。 その後通常価格)
本作は緻密な世界観とストーリーを目指し、 バトル面はリズムゲームをベースとしたアクション性をもつ独自開発システムETS(Emotional Trinity System)を搭載した新しいタイプのRPGとなっている。
作品概要
ジャンル:RPG×リズムゲーム
世界観:エリスとアンフェルという二つの世界が二層の膜のように重なり合い、 それぞれエーテルとバリスというエネルギーを生みだしている。 二つのエネルギーは世界を循環している。
主人公とヒロイン: 主人公ヘリオスはエリス出身。 とても明るくて人のいい性格。
ヒロインのセレーネはアンフェル出身。 静かな強さを持った女性。
キャッチコピー: もし、 敵のこころが分かったら、 あなたは敵をゆるせるかもしれない。
ただひとエリス編はこのキャッチコピーをもとにシナリオとバトルシステムと音楽が作られている。
ETS(Emotional Trinity System) 心が伝わるバトルシステム
開発動機:目の前の敵をLV上げのための経験値としてではなく、 主人公や自分たちと同じような存在としてみてほしい。
特徴
・経験値稼ぎをする必要はない。 →プレイヤーのスキルがそのまま反映されるバトルシステムへ
・敵一人一人に独自楽曲を設定→音楽を通して個々の性格や心情を表現。 それをリズムよくクリアできるとシンパシーゲージが上昇。
・シンパシーゲージがあがると敵の心の声が聞こえてくる。
クリアすると、 モンスターなら彼らが言っていることが、 対人なら言葉にできなかった本当の思いを聞き取ることができる。
RPGただひとのオリジナルバトルシステムETS(Emotional Trinity System)は、 誰でも直感的に操作できるかんたんさを目指した。
これはRPGをプレイしていて、 雑魚戦が作業になってしまうのはもったいないと感じたことがきっかけ。 RPGただひとの楽曲はすべて敵の心を表している。
曲に合わせてリズムよくボタンをおせるとシンパシーゲージが上昇し、 一定以上になると敵の心が聞こえてきて、 逃がすか倒すか選択できるようになっている。
ETSの結果、 敵対的行動をとっていた敵にも事情があったり、 表面的な態度とは違う本心があることが分かる。
《RPGただひと》の3つの特徴
1.RPGの核シナリオは、 コンシューマー作品に比肩する作りこみ。
2.音楽へのこだわり。 ただひとの音楽は裏シナリオなので、 音楽からも物語やメッセージが伝わるように一つ一つ入念に制作。
3.シナリオとバトルと音楽が一体となったシステムETS。
シナリオ、 音楽、 バトルがバラバラにならないように、 すべてが混然一体となった状態を目指して開発している。
(そのため開発費高騰の原因になるグラフィックは必要最低限の2D表現にしている)
《RPGただひと》誕生の背景
この作品はマイノリティだからこそできた作品。本作はエリスとアンフェルという二つの世界と千年の歴史の中の物語だ。
しかし、その大きな物語の中でたくさんのマイノリティのドラマも展開される。
主人公ヘリオスは母子家庭ですしディオンは孤児。
本作には媚びない自分をもった女性たち、 自分の夢を追いかける身障者のメインキャラ等、ジェンダー問題やソーシャルな問題もストーリーの中にでてくる。セリフの一言一言にその人格や人生が宿るように作られている。
それは敵でも同じで だからこそETSで敵の心が聞こえたときに迷うようになっている。そしてそうした問題に向き合わなければ出てこないようなドラマやセリフもこの作品にはちりばめられている。
さらにバトルシステムETSによって多角的に物事を見られるように配慮して、 善や悪といった非現実的で単純な構図で終わらないように、 常に疑問がどこかにあるように設計された。 この作品にはインディーズだからこそできる挑戦がつまっている。