スクエニHD、第1四半期決算は経常益49%増の252億円と大幅増益 ゲームと出版が減収減益も為替差益130億円を計上
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、本日(8月4日)、2023年3月期 第1四半期(22年4月~22年6月)の連結決算を発表し、売上高748億7600万円(前年同期比15.5%減)、営業利益144億3000万円(同16.7%減)、経常利益252億5500万円(同48.7%増)、最終利益183億5500万円(同45.0%増)だった。円安による為替差益130億5500万円が経常利益と最終利益を押し上げた。
・売上高:748億7600万円(同15.5%減)
・営業利益:144億3000万円(同16.7%減)
・経常利益:252億5500万円(同48.7%増)
・最終利益:183億5500万円(同45.0%増)
セグメント別の状況は以下のとおり。
○デジタルエンタテインメント事業
売上高は535億7000万円(同23.3%減)となり、営業利益は141億4000万円(同17.5%減)となった。
HD(High-Definition:ハイディフィニション)ゲームにおいて、「OUTRIDERS」、「NieR Replicant ver.1.22474487139...」を発売した前年と比較して、新作タイトルによる収益が減少したことにより、減収となった。
MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)においては、「ファイナルファンタジーXIV」の月額課金会員数が増加したことにより、増収となった。
スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、4月にサービスを開始した「聖剣伝説 ECHOES of MANA」が堅調な滑り出しを切ったものの、既存タイトルの弱含み等により、減収となった。
○アミューズメント事業
売上高は119億7700万円(同26.7%増)となり、営業利益は11億4200万円(同231.1%増)となった。既存店売上高が前年を大幅に上回ったことにより、増収増益となった。
○出版事業
売上高は62億6100万円(同13.6%減)となり、営業利益は24億9800万円(同23.1%減)となった。デジタル販売及び紙媒体の販売が前年を下回ったことにより、減収減益となった。
○ライツ・プロパティ等事業
売上高は36億8900万円(同31.9%増)となり、営業利益は8億4900万円(同8.1%減)となった。有力IPにかかる新規キャラクターグッズの販売が好調であったものの、商品別の売上構成比が変化したこと等により、増収減益となった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684