コムシード、第1四半期(4~6月)決算は1000万円の営業赤字を計上 新規事業の投資が先行 ソーシャルカジノプロジェクトは年内のサービス開始を目指す
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コムシード<3789>は、8月10日、2023年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、連結決算以降後初の第1四半期決算となるため、前年同期比較はないが、各利益項目とも赤字計上にとどまった。
売上高4億1000万円
営業損益1000万円の赤字
経常損益900万円の赤字
最終損益1000万円の赤字セグメント別の状況は以下のとおり。
①モバイル事業 売上高4億1000万円、セグメント損益900万円の赤字
既存事業であるソーシャルゲーム運営および新規事業であるソーシャルカジノゲーム開発を進行しており、売上高は堅調に推移しているが、主な売上計上予定が第2四半期以降に偏っていることと、利益面については新規事業における投資が先行した。また、100%子会社であるアイビープログレスで進行中の受託開発事業の収益が第3四半期以降に偏重する計画であることから、現時点では損失を計上となった。・ソーシャルゲーム
主力サービスのバーチャルホール「グリパチ」が前会計年度を上回り、堅調に推移した。定期的な新アプリの投入やYouTube生放送と連動したイベントなど、各種施策が功を奏し、リリースから10年を経てなお、多くのユーザーが利用しており、会員数は580万人を突破している。・従量制アプリ
第2四半期以降にリリース予定のタイトルに関する開発を進行した。・受託開発および運営業務
ストック型案件、フロー型案件ともに想定通りに推移した。なお、フロー型案件については、アイビープログレスで進行している複数の受託開発収益が第3四半期以降に大幅に寄与していく計画となっている。・その他新規事業
韓国子会社CommSeed Koreaとの日韓合同チームでソーシャルカジノプロジェクトの開発を進行した。本プロジェクトはこの四半期においてゲームの基幹部分の開発を終え、ゲーム性などのブラッシュアップや作り込みのフェーズに入っており、2022年中のサービス開始を目指している。②ブロックチェーン事業 売上高ゼロ、セグメント損益95万円の赤字
2022年4月にグループのブロックチェーン事業を担う目的で、100%子会社HashLinkを設立し、第2四半期に販売を予定しているNFTプロジェクト「Tokyo Mongz Hills Club」に関する準備および告知活動を進めた。■通期予想は非開示
2023年3月期通期の連結業績予想については、現時点で合理的な算出は困難であるため非開示としている。
会社情報
- 会社名
- コムシード株式会社
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 塚原 謙次
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高20億9400万円、営業利益3500万円、経常利益1800万円、最終損益6000万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 名証ネクスト
- 証券コード
- 3789