モバイルファクトリーの決算説明資料より…2Q期間(4~6月)はYonYで減収減益、QonQで増収増益に ブロックチェーン事業のリソースをモバイルゲーム事業に再配分
モバイルファクトリー<3912>は、7月26日、2024年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表した。今回はその決算説明資料から同社の第2四半期期間(4~6月)の業績を見てみたい。
売上高9億1400万円(前年同期比2.4%減、前四半期比30.6%増)
営業利益3億1400万円(同1.6%減、同82.3%増)
経常利益3億1400万円(同1.6%減、同84.1%増)
最終利益2億1500万円(同2.1%減、同89.9%増)
『駅メモ!』を中心とした位置ゲームが引き続きけん引したものの、前年同期のIPコラボの貢献が大きく、前年同期比では売上高・利益ともに微減での着地となった。一方、前四半期比では大幅な増収増益となっているが、これは『駅メモ!』の10周年施策が寄与した効果が大きく、例年どおりの周年効果という見方で良さそうだ。
四半期推移で気になったのは、モバイルゲーム事業の利益率が前年同比で低下したことだ。ただ、これはブロックチェーン事業のリソース再配分による人件費が増加した影響や、社内設備(PC入替)の追加発生の影響などということで、位置ゲームの市場環境などで大きな変化があったということではないもようだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912