ビーグリー<3981>は、本日(8月12日)、2022年12月期 第2四半期累計(22年1月~22年6月)の連結決算を発表し、売上高93億1000万円(前年同期比0.7%増)、営業利益10億2500万円(同55.2%増)、経常利益9億6000万円(同63.4%増)、最終利益4億2000万円(同77.5%増)だった。大幅な増益となったが、同社では、書籍が堅調に推移したことに加えて、広告宣伝費の削減、ゲームの赤字幅縮小が主な要因としている。
・売上高:93億1000万円(同0.7%増)
・営業利益:10億2500万円(同55.2%増)
・経常利益:9億6000万円(同63.4%増)
・最終利益:4億2000万円(同77.5%増)
■プラットフォームセグメント
売上高は60億5500万円(同0.2%増)、営業利益は3億9600万円(前年同期営業損失は4200万円)となった。
プラットフォームセグメントの主力サービスである「まんが王国」においては、ユーザーの訪問・定着・課金の流れを促し、課金者数と顧客単価を上げるべく、お得感を訴求するキャンペーンや幅広いユーザー層獲得のための販売促進活動を積極的に行った。さらに、新たな「まんが王国」連載作品の配信等、“ここだから読める"作品の創出に注力した。
この結果、「まんが王国」は、お得感No.1(2022年4月に実施した第三者調査機関による電子コミックサービスに関する調査で最もお得に感じるサービス第1位を獲得)のコミック配信サービスとして、2022年7月に累計ダウンロード数が18億冊を突破、同月に会員登録者数が650万人を突破した。
また、日本テレビとの取り組みにおいては、同社が運営する2.5次元俳優のYouTubeチャンネル「ぼくたちのあそびば」のコミカライズ企画や、漫画家発掘ドキュメントバラエティー「THE TOKIWA」の第2弾の放送決定等、クリエイターの発掘・育成・支援にも積極的に取り組んだ。
なお、スマートフォンゲーム「無職転生~ゲームになっても本気だす~」においては、サービス終了により1億1500万円の減損損失を計上した。
■コンテンツセグメント
売上高は33億3500万円(同1.3%増)、営業利益は6億2900万円(同10.6%減)となった。
コンテンツセグメントにおいては、収益性の高いデジタルコンテンツが引き続き高成長を維持し、好調な業績を牽引している。昨年創刊したデジタルコミック誌「PRIMOプリモ」「COMICヤミツキ」それぞれにおいてヒット作を生み出し、なかでも「小悪魔教師サイコ」は最大のヒット作となった。
この他、各ジャンルにおいてコンテンツの創出に注力し、TLでは「黒弁護士の痴情 世界でいちばん重い純愛」、ライトノベルのコミカライズでは「没落令嬢、貧乏騎士のメイドになります」など、それぞれのジャンルでヒット作を生み出した。
また、テレビドラマ化した「部長と社畜の恋はもどかしい」などを連載する、スマートフォン向けコミックサイト「マンガよもんが」は順調にユーザー数を伸ばし、2022年7月に3周年を迎えた。ぶんか社の公式YouTubeチャンネル「禁断書店」では、人気漫画のセリフ付き動画を順次配信した。
■2022年12月通期の業績見通し
2022年12月通期の業績は、売上高187億9100万円(前期比0.8%増)、営業利益15億3600万円(同14.2%増)、経常利益14億1600万円(同17.8%増)、最終利益6億9500万円(同56.3%増)、EPS116.97円を見込む。
・売上高:187億9100万円(同0.8%増)
・営業利益:15億3600万円(同14.2%増)
・経常利益:14億1600万円(同17.8%増)
・最終利益:6億9500万円(同56.3%増)
・EPS:116.97円
計画に対する進捗率は、売上高49.5%、営業利益66.7%、経常利益67.8%、最終利益60.4%となっている。
・売上高:49.5%
・営業利益:66.7%
・経常利益:67.8%
・最終利益:60.4%
会社情報
- 会社名
- 株式会社ビーグリー
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 吉田 仁平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高190億8000万円、営業利益14億9600万円、経常利益14億4000万円、最終利益6億8900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3981