Cygamesは、ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』において、8月24日に新シナリオ「つなげ、照らせ、ひかれ。私たちのグランドライブ」を実装する。2月に実装された「Make a new track!!～クライマックス開幕～」以来、約半年ぶりとなる新シナリオは、プレイヤーにとって待望のアップデートと言えるだろう。
そんな「グランドライブ編」は果たしてどんな内容に仕上がっているのか、今回実装に先駆けて体験する機会が得られたので、そのプレイレポートを紹介する。
ウマ娘たちがライブと向き合う新シナリオ、効果的なトレーニングが重要に
ゲームシステムを紹介する前に、まずはあらすじを紹介。物語の始まりはスマートファルコンと新たな友人キャラクターであるライトハローの出会い。そこからウマ娘たちは「なぜライブをするのか」に向き合い、やがて大きなグランドライブの成功を目指すようになる。といっても、ウマ娘によってライブに対する考え方は様々。特に今回のシナリオリンクキャラクターにも指定されているスマートファルコン、ミホノブルボン、サイレンススズカ、アグネスタキオンはイベントシーンの中でもそれぞれの考え方がよく分かる。
そんな本シナリオの育成は、やはりライブが重要になってくる。育成中は定期的にライブが開催されるので、それまでにライブで披露する楽曲を習得する必要がある。まず、今回のシナリオではトレーニングで能力値の上昇に加えて「パフォーマンス」という数値も入手できる。パフォーマンスはダンス、パッション、ボーカル、ビジュアル、メンタルの5種類があり、獲得できるパフォーマンスもランダムで変わってくる。
トレーニングLvの高さ、トレーニングに参加するキャラクターの人数で獲得パフォーマンス量が上昇。また友情トレーニングの場合は同時に2種類のパフォーマンスを獲得できる。「Make a new track!!～クライマックス開幕～」ではレース中心の攻略法が確立されていたが、いかに練習を多く実行できるかが重要になりそうだ。
獲得したパフォーマンスを消費することで楽曲を入手できるほか、スキルヒントや能力上昇、体力回復などにも使用できる。プレイ感覚としては「Make a new track!!」のアイテム購入に通じるところがあるものの、回復を温存しておくことはできない。
さて、このようにスキルヒントや能力上昇を繰り返していくと、やがて楽曲の選択画面が登場する。
どの楽曲を選択するかはプレイヤー次第だが、ここでポイントになるのが楽曲ごとに設定されたボーナスだ。各楽曲にはそれぞれ「トレーニングのスキルPt上昇量アップ」「得意練習率アップ」など、多彩なボーナスがある 。中には「サポート連続イベント率アップ」というものも…果たしてこれがどこまで効果があるのかは何回も試してみる必要があるものの、非常に面白い効果であることは間違いない。
ちなみに、期限までに楽曲を3曲獲得できていればライブは大成功となり、能力も上昇する。確実に楽曲を獲得できるよう、計算して練習を行うことが大事。もちろんレースに出走すればスキルポイントを獲得できるのはそのままなので、余裕があればレースもしたいところだが…「まずはトレーニング」という考え方がベースになるのは間違いない。プレイヤーの間でレース中心のサイクルが確立されていた「Make a new track!!」とは、まったく違ったプレイスタイルになりそう。
楽曲によってトレーニング効果がアップすれば、当然ながら1回のトレーニングでより能力が高くなる。実際にプレイしてみても、終盤に行けば行くほど能力の上昇量は抜群に高くなる。何気なく繰り返していたひとつひとつのトレーニングが楽しいと思えるのは、新鮮な感覚だった。
なお、本シナリオの大きなサイクルは、どちらかというと「アオハル杯 ～輝け、チームの絆～」に近いと感じた。6月と12月にライブ（アオハル杯ではチームレース）があり、最後の12月はグランドライブ（アオハル杯では決勝戦）と、大きなイベントが待ち構えているのも同じ。グランドライブは当然ながら演出面も非常に豪華で、見応えたっぷり。具体的にどんな内容なのかは、ぜひ自分自身の目で確認してほしい。
また「新設！URAファイナルズ」のサイクルがベースにあることも付け加えておきたい。ウマ娘ごとに違った目標レースが設定されているし、固有スキルのレベルが上がるタイミングもそのまま。福引イベントも確認できた。いわゆる”温泉イベント”に最新シナリオでチャレンジできるのは、喜ぶファンは多いかも。
アップデートで基礎能力の上限が解放されたり、因子の再獲得ができるようになったりと、新たな局面を迎えそうな『ウマ娘』。新シナリオも実装されたら、これまでのシナリオとはまったく違うサポートカードのデッキ編成も流行りそう。プレイヤーがどんな攻略法を編み出していくのか、筆者自信も試行錯誤を繰り返しながら、ここからの動向を見守っていきたい。
■『ウマ娘 プリティーダービー』
© Cygames, Inc.
※記事中の画像は開発中のものです。
