【ゲーム株概況(8/24)】『Enlighten』採用増のシリコンスタジオが高値更新 『ディスガイア』新作の日本一反発 目標株価が"半値"の任天堂反落
8月24日の東京株式市場では、日経平均株価は続落。前日比139.28円安の2万8313円47銭でこの日の取引を終えた。8月25日~27日に控えた経済政策シンポジウム"ジャクソンホール会議"を控えていることから様子にムードが強く、薄商いに終始した。パウエルFRB議長がインフレ抑制に向けた姿勢を改めて示すとの見方から利上げに対する警戒感が強いという。
シリコンスタジオ<3907>が年初来高値更新。8月23日、「ミラクルニキ」や「シャイニングニキ」で知られる中国Papergamesが同社のミドルウェア『Enlighten(エンライトゥン)』を全面採用したことを明らかにしたことが手がかり材料視されている。『Enlighten』を全面的に採用したゲームタイトルをリリースする予定。
日本一ソフトウェア<3851>が反発。任期シリース最新作『魔界戦記ディスガイア7』を2023年1月26日に発売することを決定したことが好感された。同タイトルは国内だけでなく、海外でも高い人気を集めている。
任天堂<7974>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が同社株のレーティング「アンダーウェート」を継続としつつ、目標株価を2万3600円から2万4800円に引き上げた。ただ、この株価は足元の株価の半値以下の水準となっていることから売り材料視されたもようだ。
カプコン<9697>も続落。前日(8月23日)、モンスターハンターライズ:サンブレイク』が全世界で400万本を突破したと発表したものの、直近で年初来安値を更新した後ということもあり、売り優勢となっている。
このほか、ソニーグループ<6758>や、セガサミーホールディングス<6460>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、コナミグループ<9766>、バンダイナムコホールディングス<7832>といった大手ゲーム関連も安い。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- 株式会社日本一ソフトウェア
- 設立
- 1993年7月
- 代表者
- 代表取締役会長 北角 浩一/代表取締役社長 世古 哲久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高53億3900万円、営業利益4億100万円、経常利益8億4200万円、最終利益5億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3851
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3907