ティフォンは、親会社の米TYFFONがサントリーホールディングスと資本提携契約を締結したことを発表した。なお、具体的な資本提携の内容は非公開としている。
サントリーグループは創業以来、お酒や飲料の提供を通じて新たな生活文化の創造に取り組み続けている。XRやメタバースの分野が注目を集め、今後も市場の拡大やデバイスの進化が予想される中、TYFFONが得意とする現実の環境を活かしたXRの活用が、飲食の場などでの新価値創造の可能性を広げるものであると考え、今回のTYFFONへの出資を決定した。今後、両社で新たなサービスの開発を目指していく。
▼サントリーホールディングス常務執行役員 未来事業開発部長 川崎益功氏コメント
サントリーグループは創業以来、お酒や飲料の提供を通じて新価値を創造することに取り組んできました。XRやメタバースなどの最新技術が日々進化する中、それらを活用し、飲食における新たな体験や価値をお客様にお届けしたいという思いを持っております。その実現にむけ、高いクリエイティビティと最新のXR技術を併せ持ち、独自のコンテンツを提供するTYFFON社への出資を決定しました。新次元の顧客体験の提供を目指し、取り組みを推進していきます。
▼YFFON CEO 深澤研氏コメント
TYFFONは、XR技術を用いた空間体験をより記憶に残るものにするために、これまで風、振動など視聴覚以外の感覚を取り入れ五感を総動員する体験の追求を行う中で、特に難易度の高い味覚・嗅覚にも挑戦したいと常に考えておりました。今回、お酒や飲料などあらゆる分野で新価値を創造するサントリーグループと、この挑戦をご一緒できることを心から嬉しく思います。ともにXRと飲食を組み合わせた、今までにない新たな価値のある体験の創出を行っていきたいと思っております。