【レビュー】『ポケモンユナイト』に本日より参戦した「ハッサム」の使用感をお届け! 機動力の「ストライク」か防御力の「ハッサム」か2パターンを選んで戦えるアタッカーに


ポケモンは、『ポケモンユナイト(Pokémon UNITE)』において、9月29日より、新たなポケモン「ハッサム」を追加した。

本稿では、ゲーム内で判明したわざの詳細や、その使用感レビューをお届けしていく。


▲ハッサムは近接・バランス型。バランスの取れた戦闘能力と耐久能力を持つ。粘り強く戦うことが得意。


▲ゲーム開始時はストライクの姿で始まり、レベル5になった際に特定のわざを覚えるとハッサムに進化する。

ハッサムは進化することで通常攻撃の効果が変化する。まずストライクは、3回目の通常攻撃が強化攻撃となり、強化攻撃に追加ダメージが発生し、自身の移動速度が少しのあいだ上がる。ハッサムは3回目の通常攻撃が強化攻撃となり、強化攻撃で相手のポケモンの移動速度を下げ、自身の防御力を少しのあいだ上げることができる。また、防御が上がる効果は重ね掛けが可能となっている。

特性は「テクニシャン」で、わざを使用した後は通常攻撃を2回連続で繰り出すようになる。なお、2回目の通常攻撃のダメージは下がる。

ここからは覚えるわざを紹介していく。まずは最初から覚えられる「れんぞくぎり」と「でんこうせっか」について。どのレーンに行くにしても、まずは素早く高いダメージを与えられる「れんぞくぎり」から覚えるのがオススメ。わざを使った後は通常攻撃が1度だけ2連続攻撃になるので、「れんぞくぎり」⇒通常攻撃(2連続)⇒強化攻撃のコンボで一気に相手のポケモンにもダメージを与えられる。「でんこうせっか」のダメージは高くないが、移動距離が長く壁を抜けるのにも使えるため、主に敵から逃げる際や草むらに潜んで急襲する際に有意に活用できる。


●れんぞくぎり
リキャスト:5秒
わざ種別:近接
前方扇形の範囲を2回連続で切り付けてダメージを与える。1回目の斬撃より2回目の斬撃の方がダメージが高くなる。


●でんこうせっか
リキャスト:8秒
わざ種別:ムーブ
前方へダッシュして、途中に触れた相手のポケモンにダメージを与える。

次に、レベル5で覚える「ダブルウイング」と「バレットパンチ」について。なお、ここで選択したわざによって、そのバトルをそのままストライクで戦うか、ハッサムに進化するかが決まる。ストライクが使用する「ダブルウイング」は、相手に当てることで2回まで使用できる攻撃に特化したわざ。1回目の十字に切り付ける攻撃は、通常攻撃が近接のポケモンにも関わらず、かなり遠方まで狙える優秀なわざ。ただし、範囲がかなり小さめとなっているため、動き回る相手に当てるのは練度が必要。一度当てた後はダッシュで追撃できるため、中距離から相手のKOを狙いたい場合はこちらのわざを選択したい。一方、ハッサムに進化することで覚えられる「バレットパンチ」は、決められた時間内にわざを再使用することでパンチの回数が増えていく。そのため、待ち時間を短くできるわざやメダル、アイテムの効果を活かしながら、途切れさせることなくどんどん使用することができれば、かなりのダメージを期待できる。


●ダブルウイング
リキャスト:5秒
わざ種別:範囲
前方を十字の範囲で2回切り付けてダメージを与える。十字の範囲の中心で相手のポケモンにダメージを与えたとき、HPを回復する。わざが相手のポケモンに命中してから一定時間のあいだ、もういちど使える。もういちどわざを使うと指定した方向へダッシュしてダメージを与える。ダッシュのダメージは相手のHPが少ないほど高くなる。アップグレード後は与えるダメージが増加する。


●バレットパンチ
リキャスト:8秒
わざ種別:範囲・ムーブ
指定方向へダッシュした後、相手のポケモンへ連続パンチで攻撃する。相手のポケモンに命中すると、このわざの待ち時間が短くなり、ダメージに応じたHPを回復する。一定時間内にバレットパンチを再度使用すると、パンチの回数が増加して与えるダメージが増加していく。パンチの回数は3回から最大5回まで増加する。アップグレード後はわざが相手のポケモンに命中したときにシールドを獲得する。

続いて、レベル7で覚えられる「ダブルアタック」と「つるぎのまい」について。移動わざの「ダブルアタック」は、相手のポケモンに当てることでさらにもう一度、指定した方向へジャンプすることができる。着地した後の通常攻撃で相手に突撃できるため、相手のポケモンを追う性能が非常に高い。もう片方の「つるぎのまい」は、移動+攻撃力上昇という分かりやすい戦闘補助わざとなっている。特に、効果時間中の8発目に発動する相手を貫通する範囲攻撃が強力なため、「バレットパンチ」などの連続攻撃と組み合わせて相手に素早く8発目まで叩き込むことが重要なポイントとなる。


●ダブルアタック
リキャスト:7秒
わざ種別:ムーブ
指定した方向へジャンプし、ジャンプの途中に命中した相手のポケモンへダメージを与え、マークを付与する。わざが相手のポケモンへ命中した後、再度指定した方向へジャンプする。着地した後、次の通常攻撃が強化されて、相手のポケモンへ突撃する。マークを付与した相手のポケモンが倒されると、すべてのわざの待ち時間が短くなる。アップグレード後はわざの待ち時間が短くなる。


●つるぎのまい
リキャスト:9秒
わざ種別:ムーブ・能力上昇
短い距離をダッシュして、少しのあいだ攻撃が増加する。効果時間中の8発目の攻撃は後ろに貫通する範囲攻撃となる。アップグレード後はダッシュしている間、相手のポケモンから受けるダメージを軽減する。


▲8発目の貫通攻撃には派手なエフェクトも入るため見た目にも分かりやすくなっている。

最後に、レベル9で覚えるユナイトわざ「グリーンスターダイブ」と「レッドスターダイブ」について。ハッサムは、レベル5でわざを覚える際に進化したかどうかで覚えるユナイトわざが変化する。どちらのユナイトわざも影分身を生み出して必中攻撃するわざとなっており、ターゲットを絞って確実にKOしたい際に使用するのが良さそうな印象を受けた。ストライクの「グリーンスターダイブ」はダッシュの途中で異なるポケモンに当たるとダメージがそちらに行って分身が消えてしまうが、乱戦でHPが減っている相手が多いのであれば一網打尽にできる。一方、ハッサムの「レッドスターダイブ」は追撃で相手を行動妨害できるため、相手チームに明確なアタッカーがいるワントップチームなどのケースで刺さるだろう。


●グリーンスターダイブ
わざ種別:必中
指定した相手のチームのポケモンへダッシュして攻撃した後、影分身を5体作り出して周囲へダッシュさせる。影分身のダッシュが当たった相手のポケモンへダメージを与え、マークを付与する。短い時間の後、影分身はストライクまで戻ってきて、当たった相手のポケモンへダメージを与える。影分身が戻ってくるまでの間、もういちど使える。もういちどわざを使うと指定した方向へダッシュしてダメージを与える。ダッシュの最後に影分身もストライクの位置までダッシュして戻ってきて、ダメージを与える。影分身が途中で他の相手のポケモンに当たったときは、ダメージを与えて影分身は消える。マークが付与された相手のチームのポケモンが倒されると、全てのわざの待ち時間が短くなる。


●レッドスターダイブ
わざ種別:必中
指定した相手のチームのポケモンへダッシュして連続パンチを繰り出し、移動速度を下げる。最後のパンチが終わるのと同時に、5体の影分身を作り出し、影分身を周囲へダッシュさせてダメージを与える。影分身が相手のポケモンに当たるとダメージを与え、移動速度を下げた後、影分身は消滅する。少しのあいだ、わざをもういちど使える。もういちどわざを使うと指定した方向へダッシュしてダメージを与え、地面にパンチして範囲内の相手のポケモンにダメージを与える。ダッシュが相手のチームのポケモンに命中すると、相手のチームのポケモンを掴んでダッシュを続ける。掴んだ相手のチームのポケモンが影分身に当たると、行動不能になる。

今回、ハッサムを使用してみて感じたのは、わざの選択によって大きく異なる戦い方が可能になっているということ。ストライク・ハッサム共に攻撃面に優れており、そのうえで移動速度を優先したいのであればストライクを、防御面を重視したいのであればハッサムをという選択になるだろう。特に、両ポケモンとも強化攻撃後に付与される効果が強力で、ストライクは移動速度上昇の効果を「でんこうせっか」や「ダブルアタック」など豊富な移動わざと組み合わせることで非常に高い機動力を得ることができる。一方、ハッサムは防御が上がる効果を重ね掛けすれば、アタッカーの中でも随一の硬さとなるのでガンガン前に出て相手にプレッシャーを与えることができる。どちらを選択するにせよ、どんどん相手をKOしてチームを引っ張っていきたいという人にはオススメのポケモンに仕上がっている。

(文 編集部:山岡広樹)




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