【レビュー】『ポケモンユナイト』に本日より参戦した「ピクシー」の使用感をお届け! 「つきのひかり」や「ドレインキッス」など驚異的な回復力で味方をサポート!
ポケモンは、『ポケモンユナイト(Pokémon UNITE)』において、10月13日より、新たなポケモン「ピクシー」を追加した。
本稿では、ゲーム内で判明したわざの詳細や、その使用感レビューをお届けしていく。
▲ピクシーは近接・サポート型。相手を状態異常にする攻撃や回復わざで、味方のポケモンを助けることが得意。
▲ゲーム開始時はピッピの姿で始まり、レベル4になった際にピクシーに進化する。
ピクシーの通常攻撃は3回目が強化攻撃となり、与えるダメージが増加する。
特性は「マジックガード」で、味方のポケモンを回復させたとき、回復量に応じてシールド効果を獲得する。
ここからは覚えるわざを紹介していく。まずは最初から覚えられる「いやしのはどう」と「チャームボイス」について。ピッピはダメージソースが少ないため、「チャームボイス」で如何に多くのポケモンを巻き込めるかが序盤の対面を制する鍵となる。ダメージは大きいため、アタック型やスピード型のポケモンであれば、HPが減ったところを一気に仕留めることも難しくない。また、中央レーンの味方ポケモンが上下レーンに来た際に「いやしのはどう」で味方をしっかりと回復できるかもポイントになる。回復が疎かになると相手との競り合いに勝つことが難しくなるため、味方の位置は常に把握しながら立ち回っていきたい。
●いやしのはどう
リキャスト:7秒
わざ種別:回復
自分と周りにいり味方のポケモンのHPをすぐに回復する。
●チャームボイス
リキャスト:9秒
わざ種別:範囲
周りの相手のポケモンにダメージを与えて、相手の移動速度を少しのあいだ下げる。
次に、レベル4でピクシーに進化した際に覚える「つきのひかり」と「ドレインキッス」について。「つきのひかり」は範囲内にいる味方のポケモンを継続的に回復できるため、大人数での集団戦においてはかなりの活躍が見込める。逆に、味方ポケモンが少ない状況ではわざの性能を活かしきれないため、仲間と連携して動くことを意識しよう。一方、「ドレインキッス」は範囲内の相手ポケモンに大きなダメージを与えられるため、後述する「じゅうりょく」と組み合わせれば、回復しながらも相手に大きなダメージを与えることができる。味方の編成によって、よりサポートに寄せたい場合は「つきのひかり」、少し火力が足りないと感じたなら「ドレインキッス」という選択をするのが良さそうだ。
●つきのひかり
リキャスト:8秒
わざ種別:回復
自分と周りにいる味方のポケモンのHPを、少しのあいだ継続的に回復する。わざの発動中はピクシーの移動速度が上がる。アップグレード後は、わざの範囲が広くなり、わざの効果の時間が長くなる。
●ドレインキッス
リキャスト:7秒
わざ種別:回復
周りの相手のポケモンすべてにダメージを与えて、命中した相手のポケモンから投げキッスを飛ばさせる。投げキッスは命中した相手のポケモンの周りにいる、HPが一番低い味方のポケモンへ飛んでいき、そのポケモンのHPを回復する。味方のポケモンがいない場合、ハートは自分に飛んできて、HPを回復する。アップグレード後は、わざの範囲が広くなり、HP回復量が増加する。
続いて、レベル6で覚えられる「じゅうりょく」と「このゆびとまれ」について。自身の周囲にゾーンを発生させる「じゅうりょく」は、ゾーン内にいる相手の移動速度低下に加えて、ピクシーの通常攻撃が強力な範囲ダメージになる、妨害と火力を兼ね備えたわざ。特に、ゾーン外から移動わざでピクシーに距離を詰めることができない点が優秀で、相手からすれば「じゅうりょく」を発生させたピクシーをすぐに捕まえることができないところがいやらしい。また、「このゆびとまれ」はダメージこそないものの、触れた相手の行動を完全に制限できる、よりディフェンスに徹した効果となっている。当たった敵も通常攻撃は行えるため、相手ポケモンのわざがリキャストになっていないタイミングを見計らって「このゆびとまれ」を当てることができれば、最大のバリューを出すことができる。なお、ここのわざ選択は効果がかなり異なるため、パーティ編成や味方全体としての戦い方のコンセプトに合わせて選びたい。
●じゅうりょく
リキャスト:8秒
わざ種別:妨害
ピクシーを中心に、一定時間継続するじゅうりょくのゾーンを作る。じゅうりょくのゾーン内では、ピクシーの通常攻撃が変化してダメージが増加する。じゅうりょくのゾーン内にいる相手のポケモンは移動速度が下がり、一定時間ごとに移動速度が下がる効果が強くなり、わざによる移動ができなくなる。相手のポケモンがわざによる移動でじゅうりょくのゾーン内に入ろうとすると、わざによる移動が止まり、少しのあいだ行動できなくする。アップグレード後は、わざの範囲が広くなり、わざの効果の時間が長くなる。
●このゆびとまれ
リキャスト:10秒
わざ種別:妨害
指定した場所へゆびをふりながら移動し、途中で触れた相手のポケモンと、指定した場所の周りにいる相手のポケモンは、少しのあいだ、ピクシーの方向に向かって集まるようになり、ピクシーを強制的に通常攻撃するようになる。このわざを使ったとき、自分はシールド効果を獲得する。アップグレード後は、わざを使ったとき防御と特防が上がる。
最後に、レベル8で覚えるユナイトわざ「ゆびにねがいを」について。基本は回復わざとなっているため味方をサポートするために使用したいが、その後に発動できるわざはランダムになっているため、その場の状況に応じた臨機応変な対応が求められる。攻撃力の高い「はかいこうせん」や「インファイト」、相手のポケモンを妨害できる「とおせんぼう」など、わざの種類は多岐に渡る。使えるわざはどうしても運任せになってしまうため、用途としてはワタシラガと似た立ち回りで集団戦が起きた際の全体回復として使用していくのが良さそうだ。
●ゆびにねがいを
わざ種別:回復
ゆびをふって、範囲内にいる味方のポケモンを低下しているHPに応じて回復する。その後、ランダムなわざを獲得し、一定時間のあいだ、もう一度わざを使うと、ランダムで獲得したわざを使える。わざの種類によって、獲得してすぐにわざを発動することがある。
今回、ピクシーを使用してみて感じたのは、回復力の高さがかなり目立っているということ。序盤から使用できる「いやしのはどう」に加えて、「つきのひかり」や「ドレインキッス」など数多くのわざに回復の効果が付いており、味方を助けたいという人にはバッチリのポケモンとなっている。ユナイトわざ「ゆびにねがいを」はかなりクセが強いものの、全体のバランスとしてはかなりスタンダードなサポート型に仕上がっている。そこからわざの選択によって、よりサポートに特化させるのか、ダメージを出す方向に寄せるのかを選べるのも嬉しい。ひとつ難点としては、移動わざがないため、瞬時に自身の立ち位置を変えられないということ。この辺りはアイテムやもちもの、メダルなどを駆使してできるだけカバーしていきたい。移動速度が速い味方へのサポートができるよう準備してからバトルに挑もう。
(文 編集部:山岡広樹)
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