Yostar新作はコントローラーも利用できる「連携」×「連撃」のガチ3DACT 「エーテルゲイザー」の先行プレイをお届け



良い時代になったと思う。なにせ非常に質の高いハイスピード3Dアクションがスマートフォンで無料でお手軽に楽しめるのだから。おまけにプレイステーションなどのコントローラーをつないでがっつりプレイできる。スマートフォンのタッチ操作でもなかなかどうして爽快にプレイできる。今回利用した端末Pixel6aではHDR60フレームでぬるぬる動く。多種多様な美少女(たまに男子)がぬるぬる動くのである。最高だ。

そう、これはYostarが10月11日よりβテストを開始した『エーテルゲイザー』のことだ。開発は中国のYongshiとなる。Yostarのファンにとっては『アズールレーン』でManjuuと共に開発を担当しており、その名前にピンと来た人もいるだろう。

今回はそんな『エーテルゲイザー』のβテストをプレイする機会に恵まれ、6時間ほどプレイした感想となる。なおβ版につき記事内で利用している画像など、正式リリース後には変更になっていること、画像は容量の関係から圧縮処理を行っていることに留意されたし。

■肉体のない人類、モンスターの襲来、立ち向かうは人を模した存在「モディファイア」(基本美少女)

物語の背景は厄災と呼ばれる争いによって旧世界が破壊されてから、200年以上もの時が流れた世界だ。すでに人類大ピンチである。

そんな状況下で生存者は、ナノテクノロジーを用いて肉体と意識を切り離し、その意識を仮想ネットワークに移し生存と文明を存続させている。

意識まで切り離したのもつかの間、今度は「ヴィスベイン」と呼ばれるモンスターが発生。「ヴィスベイン」への対策のために人を模した存在「モディファイア」を生み出し、対ヴィスベイン組織「エーテルゲイザー」を組織し対抗していく、というのが話のあらましだ。

文字だけで見ると、人類、もう絶体絶命ではあるのだが、そこはYostarの配信作品。「モディファイア」を始めとした魅力的なキャラクターやモブ、そしてメカたちのおかげで、眉間にシワが寄るという状況ではない。背景だけ見れば絶望的ではあるものの、みな我々と同じような日常を送っている。

そして人を模した「モディファイア」の存在に注目したい。「モディファイア」はその外見だけではなく、人と同じような心を持っている。

よく笑い、よく悩み、ある者は焼肉を食べ、仕事(任務)に向かっていく。

人類が意識を切り離していても、そこはやはり人類。日常生活にまつわる細かなトラブルから、有事ゆえの大規模なトラブルなど様々な問題が発生している。

ゲーム内は、戦闘前のちょっとしたかけあいなどはあるものの、バトルパートとストーリーパートは独立している。バトルをクリアすることで、メインストーリーが開放されていく。冒頭に触れたとおり、人類はなかなか絶体絶命ではあるものの、そこはそれとして悩みながらも楽しく生きているようだ。筆者がプレイした範囲においては、ディストピアというイメージはそこまで感じさせず、鬱々とすることもなく物語が進んでいく。

■コンシューマー機と遜色なし、モディファイアを操作しヴィスベインを殲滅せよ

バトルパートでは、基本的に3人のモディファイアを編成しヴィスベインと戦っていく。 ストーリーによっては特殊編成になるシナリオもあり、単独で敵を殲滅するといったシチュエーションも発生する。難易度もNORMALとHARDが用意されており、より厳しい環境で自身のプレイを磨くこともできる。



バトルパートはステージ制となっており、フィールド内にいる敵を排除するというシンプルな内容になっている。ステージによっては強力なボスが登場するため、心してかかろう。

実際にバトルが始まると、選択したリーダーをプレイアブルキャラとして操作し、他の2人は自動で行動してくれる。モディファイアにも特徴があり、大枠で言えば剣で相手の懐に飛び込みガンガン斬りつける近接タイプ。魔法のような攻撃や重火器を使用するなど、遠距離からアタックするタイプに分かれる。

▲本作のアイコニックな存在とも言える「ベルダンディ」。その姿からわかるようにブレードを使った近接攻撃タイプだ。相手の懐に飛び込み、物理でガンガン斬りつけていく。焼肉が好き。

▲画面の右にあるブレードのアイコンをタップすることで通常攻撃を行う。その周囲にあるのはスキルアイコンだ。

▲敵からの攻撃範囲は、赤く可視化される。通常の移動で逃げきれない場合、回避を利用して範囲外に脱出しよう。ベルダンディは2回連続で使用が可能だ。回避ゲージは自動で回復する。またジャスト回避に成功するとフィールド上のすべての敵をスローにするなど、モディファイアによって様々な効果が現れる。トレーニングモードも実装しているので、苦手な操作を覚えるにはうってつけだ。

▲スキル発動時のド派手なグラフィック。あるスキル使用時には、他のスキルのクールダウンをリセットするなど、スキルを併用したコンボなどもあり、戦略的な部分も。

また重火器を利用したり、魔法のような攻撃をするモディファイアもいる。もちろんバトル前にプレイヤーが操作するキャラクターを選べる。

▲物語を大きく賑やかしてくれる「前鬼坊天狗」。重火器を使用し遠距離から物理攻撃を行う。ローラースケートを履いており、バトルでもその様子が見られる。

▲頼れるお姉さんポジションの「ポセイドン」。名前の通り水属性の魔法のような攻撃を行う。またスキルでは攻撃以外にも指定範囲内の味方に対してHPの回復や攻撃力のアップなどを行うこともできる。

また奥義や連携奥義など、強力な技の存在も忘れてはならない。時間経過によってゲージが溜まり、最大限に達すると発動できる。

▲奥義発動時のカットイン。ここから美麗なグラフィックとともに強力な攻撃が始まる。

特に連携奥義で特徴的なことは、パーティ編成によって使用できる内容が異なってくることだ。もちろんその効果も様々で強力なダメージを与えるだけにとどまらず、編成するモディファイアによってはHPの回復ができるといった連携奥義も用意されている。

▲こちらは連携奥義。編成したモディファイアによって、連携奥義名、アニメーション、効果も異なるため新たなモディファイアが登場した際の楽しみにもなりそうだ。

また本作にはバトル中にモディファイドモードというシステムを実装している。敵を攻撃することでゲージが溜まり、最大限に達することでモディファイドモードが発動する。このモードでは、ヴィスベインは行動できなくなる上、モディファイアの所属に応じた強化効果を得ることができる。この発動時と終了のエフェクトは非常にクールなので、必見だ。

▲モディファイドモードで世界が一新され、動けない「ヴィスベイン」。

またゲームコントローラーを利用した操作も可能だ。利用したのはワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4) でそのプレイ感はもうコンシューマーゲーム機として謙遜ないレベルでアクションを楽しむことができた。

▲コントローラーやキーボードの設定は柔軟に変更が可能だ。





■3Dモデルの着せ替えで愛でるモディファイアたち

さてYostarの配信タイトルといえば美少女だ。本作でもプレイヤー(アドミン)達は魅了するモディファイア達が男女問わず登場する。

モディファイア達は初期からのメンバーもいるが、ストーリーで加わるものや、検索と呼ばれるガチャシステムで加入する。

▲検索(ガチャ)の画面。こちらもまた刺さりそうなモディファイアが登場している。

基礎とするステータスのほか、モディファイア自身、スキル、使用する武器の強化ができる。加えて刻印や神格といったアタッチメントを付加することで能力の向上が図れるため、非常に育てがいがある。やりこみ要素を気にしている人も安心して欲しい。

何よりもモディファイアの着せ替えもある。無いわけがない、Yostar配信タイトルだ。今回3Dモデリングを使った着せ替えになるため、フィギュアを眺めるがごとく回転させての観賞ができる。3Dモデリングという特性もあり、タップして回転するモデルはその動きに合わせて"様々な部位"が揺れるのである。これは3Dモデリングならではの仕様と言えよう。







▲好きな角度で止められる。動かすたびに各部位が揺れるという作り込み。(動画は編集で再圧縮をしている。)

▲また好感度システムも健在。一緒に出撃することやギフトを贈ることで好感度がアップする。

■もう待ちきれない!リリースへの期待高まる!

冒頭で述べたとおり、非常に質の高いハイスピード3Dアクションゲームがスマートフォンで無料でお手軽に楽しめる。コントローラーでのプレイも可能だ。さらにはノーマルモードでの適度な歯ごたえで苦手な人も楽しめる一方で、ハードモードやモディファイアの武器成長といった多岐に渡るやりこみ要素、着せ替えなどすべて非常に高いレベルで、思わず仕事を忘れ楽しんでしまった。

モデルのクオリティも非常に高く、着せ替え後には自身の好きなモディファイアをより愛でられそうだ。これだけ高い質を保っているならば、ARモード(カメラ内の空間上にモディファイアを立体で表示させる)も欲しくなることや、スマートフォンだけでももちろん楽しめるものの、コントローラーを併用した際の爽快感は非常に高い。

実際に筆者は、ベータ版をプレイしたあと、スマートフォンとコントローラーを合体させるアタッチメントを夜な夜な探すはめになっている。なぜなら寝そべってプレイしたいからだ。また昨今のスマートフォンゲームで流行りとなっているPC版で、極限までグラフィックを突き詰めた状態でプレイできないかなど、同タイトルへの欲は尽きない。

ゲーム自体の楽しみはもちろん、より楽しく遊ぶためのいろいろな"欲"を狩りたてられるそんなタイトルだった。リリースまで様々な準備をして待ちたい。非常に楽しみである。




■『エーテルゲイザー』

名称:エーテルゲイザー

ジャンル:アクション RPG

配信機種:iOS / Android

料金形態:基本無料(アイテム課金)


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会社情報

会社名
Yostar
設立
2017年1月
代表者
代表取締役社長 李 衡達
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