DeNA、Jリーグクラブ「SC相模原」を運営するスポーツクラブ相模原を連結子会社化へ J2、J1昇格に向け経営関与をより高めていく方針に
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、本日(10月26日)、Jリーグクラブ「SC相模原」を運営するスポーツクラブ相模原の発行済株式の74.2%を追加取得することを発表した。具体的な取得額は非開示。
今回の株式追加取得により、DeNAが保有するスポーツクラブ相模原の株式は93.2%となり、スポーツクラブ相模原はDeNAの連結子会社となる予定。なお、株式追加取得は日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のチェアマンの承認を経て11月2日に正式決定となる見込みであり、株式取得日は2023年2月1日を予定している。
連結子会社化に伴い、西谷 義久氏(現:DeNAスポーツ事業本部 戦略部長 兼 スポーツクラブ相模原 取締役COO兼スポーツダイレクター)が代表取締役社長に就任予定で、現:代表取締役社長の小西 展臣氏は取締役に就任する予定だ。現:代表取締役会長の望月 重良氏は取締役を退任するが、スポーツクラブ相模原の創業者兼フェローとして、経営陣へのアドバイスなど引き続きクラブを支援する。また、クラブ名は連結子会社化後も「SC相模原」を継続して使用する。
◆株式追加取得に至った経緯について
「SC相模原」は、2008年に元Jリーガーの望月氏が神奈川県社会人リーグ3部のクラブとして創設し、その年に優勝。毎年、所属カテゴリーでの優勝を続け、2013年にはアマチュアの全国リーグである日本フットボールリーグ(JFL)に昇格。創設からわずか6年後となる2014年にJリーグ参入を果たしたプロサッカークラブ。現在、相模原市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町をホームタウンとして活動している。
DeNAは、SC相模原が地域とともに成長していく未来に貢献するため、2021年4月1日からSC相模原への協賛を開始し、またスポーツクラブ相模原の株式19.0%を取得することにより経営参画を行った。そして、望月氏と協議を重ね、今後クラブがJ2、J1へと昇格しながら地域貢献を拡大していくためには、DeNAの経営関与をより高めていく必要があるとの考えにともに至ったという。
その結果、望月氏及び望月氏が代表を務めるINTERNATIONAL SPORTS CLUBよりスポーツクラブ相模原の株式合計74.2%を新たに譲り受けることを決定した。
DeNAは、これまでクラブが15年間にわたって地域や行政、クラブに関わる全ての人々とともに培い育んできた歴史や関わりを尊重しながら、SC相模原が原動力となって街をさらに活気づけていくために全力を尽くしたいとしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432