【ゲーム株概況(10/26)】新作『メメントモリ』の課金高などの速報値開示のBOIが後場急騰 子会社ウェルプレイド・ライゼストの上場決定でカヤックは大幅続伸
10月26日の東京株式市場では、日経平均は3日続伸し、前日比181.56円高の2万7431.84円で取引を終えた。米FRB(連邦準備理事会)の利上げペース減速の観測による米国市場の上昇に加え、香港市場の上昇も支えとなり、国内市場は一時上げ幅300円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が後場に入って急騰し、一時は5680円高(79%高)の1万2820円まで買われる場面があった。BOIは、前場引け後に10月18日にリリースした最新作『メメントモリ』のリリースから6日間の課金高速報値、DL数、広告宣伝費の情報を開示しており、その好調ぶりがあらためて確認されたことで、業績拡大への期待が高まる形となったようだ。
また、前日25日に子会社でeスポーツ事業を手掛けるウェルプレイド・ライゼストの11月30日付での東証グロース市場への上場が東京証券取引所に承認されたカヤック<3904>が大幅続伸し、一時925円まで買われた。
ほか、coly<4175>やアカツキ<3932>などが買われ、この日の大引け後に9月本決算の発表を予定していたサイバーエージェント<4751>もしっかり。
半面、gumi<3903>の下げがきつく、ユークス<4334>やワンダープラネット<4199>なども売られた。
前日は子会社G2 Studiosとグッスマの共同タイトル『ブラック★ロックシューター FRAGMENT』のリリース日発表で買われたギークス<7060>は小反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
- 設立
- 2006年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 樋口 智裕
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高213億3300万円、営業利益49億円、経常利益49億2000万円、最終利益32億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4393