タカラトミー、9月中間期の営業益を55億円から60億円に上方修正 AMゲームやガチャ好調 為替差損で経常・最終利益を減額

タカラトミー<7867>は、10月28日、第2四半期累計(2022年4月~9月)の連結業績予想の修正を行い、売上高890億円(前回予想800億円)、営業利益60億円(同55億円)、経常利益48億円(同54億円)、最終利益31億円(同35億円)、EPS33.85円(同37.72円)とした。

・売上高:890億円(前回予想800億円)
・営業利益:60億円(同55億円)
・経常利益:48億円(同54億円)
・最終利益:31億円(同35億円)
・EPS:33.85円(同37.72円)

従来予想からの修正率は、売上高11.2%増、営業利益9.0%増、経常利益11.1%減、最終利益11.4%減となっている。

・売上高:11.2%増
・営業利益:9.0%増
・経常利益:11.1%減
・最終利益:11.4%減

売上高については、玩具事業が堅調に推移するとともに、国内とアジア地域におけるアミューズメントマシン事業が拡大した。『ポケモンメザスタ』や、海外で稼働している『ポケモンガオーレ』、『ワッチャプリマジ』、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 クロスブレイド』などを展開している。

また、ガチャ事業では大型集積売場展開と人気コンテンツを使った関連商品の売上が伸長したことに加え、小売事業キデイランドにおいては新型コロナウイルス感染症による行動制限が解除され、人流が回復したことから販売が伸長することにより、前回の予想を上回る見込み。

営業利益については、海外拠点での物流費の上昇や為替の影響等により原価率が悪化したものの、増収効果に加えて、販売管理費の効率的な運用を図ったことが奏功した。他方、経常利益、最終利益は、急激な為替相場の変動により為替差損を計上し、前回予想を下回る見込みとなった。

なお、2023年3月通期の連結業績予想については、最大商戦期である年末年始商戦の動向等を精査する必要があることから、前回発表値を据え置いている。

株式会社タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社タカラトミー
設立
1953年1月
代表者
代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
決算期
3月
直近業績
売上高1872億9700万円、営業利益131億1900万円、経常利益120億4300万円、最終利益83億1400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7867
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