エイベックス、9月中間決算で海外事業が黒字転換 サウジで開催の「アニメビレッジ」が貢献 「ニーズが増えている中東でのビジネス強化に取り組む」(黒岩社長)
エイベックス<7860>は、9月中間期の決算発表において、海外事業が黒字転換したことを明らかにした。2023年3月通期でも黒字が狙える水準になっているという。同社社長の黒岩 克巳氏は、グループ会社のエイベックス・アジア(Avex Asia)がサウジアラビアで8月に開催した「アニメビレッジ」が売上、利益両面で貢献したことを明かした。
「アニメビレッジ」は、サウジアラビアで人気のアニメ作品12作品を集めたイベント。体験型パビリオンと関連グッズを販売する「アニメイトショップ」や「サンリオショップ」を出店。
・「機動戦士ガンダム」
・「鬼滅の刃」
・「キャプテン翼」
・「攻殻機動隊 SAC 2045」
・「ゴジラ」
・「呪術廻戦」
・「進撃の巨人」
・「NARUTO」
・「パックマン」
・「HUNTER×HUNTER」
・「BLEACH」
・「僕のヒーローアカデミア」
「サウジアラビアではエンタメ規制が緩和されており、日本のコンテンツが求められている。今後も中東エリアのビジネス強化に取り組みたい」と注力していく姿勢を示した。
このほか、未来型花火エンターテインメント「STAR ISLAND(スターアイランド)」のシンガポールカウントダウン公演を3年ぶりに開催する。シンガポール政府からの支援やスポンサー獲得も進んでいるとのことで、今後も大規模イベントの開催に注力する考えを示した。
会社情報
- 会社名
- エイベックス株式会社
- 設立
- 1988年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1333億8700万円、営業利益16億3300万円、経常利益15億0600万円、最終利益9億8700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7860