ガーラ、第2四半期(4~9月)決算は売上高687%増、2.8億円の営業黒字に転換 HTML5ゲーム『Flyff Universe(フリフユニバース)』が収益押し上げる
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ガーラ<4777>は、11月11日、2023年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、HTML5ゲーム『Flyff Universe(フリフユニバース)』をリリースしたことにより、大幅な増収、各利益項目の黒字転換を達成した。
売上高18億1000万円(前年同期比687.0%増)
営業利益2億8000万円(前年同期2億5100万円の赤字)
経常利益2億6300万円(同2億8100万円の赤字)
最終利益1億7200万円(同2億6700万円の赤字)①日本セグメント 売上高4400万円(前年同期比47.8%増)、セグメント損益1億1500万円の赤字(前年同期7800万円の赤字)
子会社Gala Labが開発したスマートフォンゲームアプリ『Rappelz (ラペルズモバイル)』について、2021年10月にアメリカ・カナダでのサービス提供を開始した。現在、『Rappelz(ラペルズモバイル)』にブロックチェーン技術を組み合わせてNFTゲーム/ブロックチェーンゲームにリニューアルし、グローバルエリアにおけるリリースに向けて準備を進めている。サービス開始予定は、アメリカでの再リリースが2023年3月期の第3四半期、EU、台湾が2023年3月期の第4四半期を予定している。また、子会社ツリーフルの展開するツリーハウスリゾート事業の売上も計上した。
②韓国セグメント 売上高18億900万円(同747.4%増)、セグメント利益4億200万円(前年同期1億6600万円の赤字)
2022年5月に東南アジア、6月にグローバルエリアにおいて、HTML5ゲーム『Flyff Universe (フリフユニバース)』のサービス提供を開始した。その累計登録者数は、サービス開始後順調に増加し、10月3日に150万人に到達した。現在、『Flyff Universe (フリフユニバース)』のHTML5ゲームの要素にブロックチェーン技術によるPlay To Earn(P2E)要素を組み合わせたNFTゲーム/ブロックチェーンゲーム『Flyff Universe(フリフユニバース)』を開発しており、2023年3月期第4四半期のリリースを予定している。スマートフォンアプリ事業では、4月1日に、Gala Labが過年度にライセンスおよび運営権を譲渡したスマートフォンゲームアプリ『Flyff Legacy(フリフレガシー)』について、METABORAと権利を再取得する契約を締結した。これにより、Gala Labがゲームを提供していくこととなった。また、9月より台湾のゲーム提供会社Digeamがスマートフォンゲームアプリ『Rappelz(ラペルズモバイル)』のサービス提供を開始した。
オンラインゲーム事業では、ライセンス展開およびチャネリング展開を進めており、Gala Labの主力ゲーム『Flyff Online(フリフオンライン)』および『Rappelz Online(ラペルズオンライン)』について、METABORAとのライセンス契約の終了に伴い、4月1日にBPMGとチャネリング契約を締結した。これにより主要エリアでのゲームのパブリッシャーがライセンス先からGala Labに変更になり、売上の計上方法が受取ライセンス料によるライセンス売上からパブリッシャーとしてのパブリッシング売上に変更になった。
ブロックチェーン関連事業では、9月に韓国における大手電機通信事業会社LG Uplusと韓国最大規模のデジタルIT企業であるMegazone Corporationとメタバースキャンパスプラットフォーム事業に係る業務提携基本合意書を締結した。また、ブロックチェーンベースのメタバースプラットフォーム内で提供するゲーム『Flyff World for Metaverse』と『Rappelz World for Metaverse』の開発も進めている。
■通期予想は引き続き非開示
2022年3月期通期の連結業績予想については、適正な業績予想が極めて困難であるとし、非開示としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ガーラ
- 設立
- 1993年9月
- 代表者
- 代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4777