【ゲーム株概況(12/1)】カヤックが大引けにかけて買われる…ウェルプレイド・ライゼストの初値形成が刺激に 新作リリースの延期発表でケイブが大幅続落
12月1日の東京株式市場では、日経平均は5日ぶりの反発となり、前日比257.09円高の2万8226.08円で取引を終えた。米FRB(連邦準備理事会)議長の発言を受けて、米利上げペース減速観測が広がったことで米国市場が上昇し、その流れが国内市場にも波及した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、カヤック<3904>が後場大引けにかけて買われ、1500円に迫る場面があった。前場は大和証券を割当先とした第7回新株予約権の大量行使による希薄化懸念が意識される展開となっていたものの、前日の上場初日は値付かずのまま取引を終えていた子会社のウェルプレイド・ライゼスト<9565>が公開価格1170円の5.3倍にあたる6200円で初値を付け、その後もストップ高まで買われたことが、株価の刺激材料となったようだ。
また、Aiming<3911>やアピリッツ<4174>、ネクソン<3659>などが買われ、周辺株では2022年10月の月次売上高が前年同月比30.4%増と好調だったまんだらけ<2652>が商いを伴って大幅続伸し、年初来高値を更新した。
半面、ケイブ<3760>が大幅続落し、終値ベースで10月13日以来となる1700円台割れとなった。ケイブは、前日11月30日に2022年中にリリース予定だった「東方Project」のIP許諾を受けた新規ゲームのリリースを2023年4月ごろを目途に延期すると発表したことが市場の失望売りにつながったもよう。
ほか、アクセルマーク<3624>やオルトプラス<3672>、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>などの下げがきつい。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904
会社情報
- 会社名
- 株式会社まんだらけ
- 設立
- 1987年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 古川 益蔵/代表取締役社長 田中 幹教
- 決算期
- 9月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2652
会社情報
- 会社名
- GLOE株式会社
- 設立
- 2015年11月
- 代表者
- 代表取締役 谷田 優也/代表取締役 古澤 明仁
- 決算期
- 10月
- 直近業績
- 売上高22億6400万円、営業利益1400万円、経常利益100万円、最終損益500万円の赤字(2023年10月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9565