【ゲームエンタメ株概況(12/19)】開発中の新作の重大発表告知でワンダープラネットが3日続伸 外資系証券が目標株価引き下げの任天堂は5日続落

12月19日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比505.71円高の4万9507.21円で取引を終えた。日銀が金融政策決定会合で政策金利を0.75%に引き上げることを決定したものの、市場では既に織り込み済みとの見方が強く、イベント通過による安心感からの買いが広がった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業97銘柄のうち、上昇は59銘柄(61%)、下落は35銘柄(36%)、変わらずは3銘柄(3%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
その中で、ワンダープラネット<4199>が上げ幅を拡大して3日続伸した。ワンダープラネットは、ブシロード<7803>と共同開発を行っている新作モバイルゲーム『HUNTER×HUNTER NEN×SURVIVOR(ネンサバ)』で本日重大発表を行うと告知があったことが株価の刺激材料となったようだ。
また、サイバーステップ<3810>やSHIFT<3697>、GENDA<9166>が高く、子会社がヒトマイクロバイオームと薬物代謝の相互作用を予測するAI基盤モデル開発を手掛ける米スタートアップ企業に出資すると発表したgumi<3903>もしっかり。
この日の寄り付き前に2025年12月期通期の連結業績予想のうち最終利益予想の上方修正を発表した東京通信グループ<7359>は続伸した。
半面、シティグループ証券が投資判断「買い」を据え置いたものの、目標株価を1万4200円から1万1180円に引き下げた任天堂<7974>が5日続落した。
同様に大和証券が投資判断を「1」から「2」に格下げし、目標株価も4200円から3000円に引き下げたセガサミーHD<6460>は3日ぶりに反落した。
そのほか、monoAI technology<5240>やイオレ<2334>、マイネット<3928>などが安い。

会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆1649億2200万円、営業利益2825億5300万円、経常利益3723億1600万円、最終利益2788億600万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974
会社情報
- 会社名
- ワンダープラネット株式会社
- 設立
- 2012年9月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 常川 友樹
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高23億1600万円、営業損益1億2900万円の赤字、経常損益1億5300万円の赤字、最終損益1億3100万円の赤字(2025年8月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4199
会社情報
- 会社名
- 株式会社東京通信グループ
- 設立
- 2015年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高58億6100万円、営業損益2億3000万円の赤字、経常損益2億1100万円の赤字、最終損益4億1300万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7359