GeekOut、30億円規模の「GeekOut Creator Incubation Program for Roblox」を開始 日本のクリエイターとIPホルダーのゲーム開発・展開を支援


メタバースソリューション事業を展開するGeekOutRobloxは、この日(12月16日)、日本のクリエイターとIPホルダーのRobloxでのエクスペリエンス(ゲーム)開発・展開を支援する目的で、総額30億円規模の「GeekOut Creator Incubation Program for Roblox」(GCIPR)の運用を開始したことを発表した。

GCIPRプログラムは、Robloxにおける日本のユーザーコミュニティの急成長と、世界のRobloxユーザーコミュニティにおける日本文化にインスパイアした仮想体験の人気の高まりを受け、同プラットフォームで開発を行う日本のクリエーターの増加と日本初のコンテンツの拡大を支援する。

GeekOutは、Robloxコミュニティの発展に大きく寄与すると見込まれるプロジェクトを開始するクリエイターとIPホルダーに、GCIPRを通じて下記のような支援を提供する。これにより、クリエイターとIPホルダーは、初期投資の負担を限りなく低く抑えながら、自身のコンテンツやIPをRobloxを楽しむ世界中のユーザーに届けることが可能となる。

● 初期開発資金の援助
GeekOutから初期開発資金を援助する。総額30億円規模の支援を予定している。

● プロジェクトに対する助言
プロジェクトが最大限の成功をおさめられるよう、GeekOutからプロジェクトの評価・改善の提案を行う。

● プロジェクトに最適な開発パートナー(Robloxエクスペリエンス開発スタジオ)の紹介
プロジェクトチームにRobloxエクスペリエンスの開発のリソースがない場合、Robloxで活躍している開発スタジオから、プロジェクトに最適だと思われるパートナーを紹介する。

● GeekOutによるプロジェクトマネジメントサービスの提供
上記のような開発パートナーとの開発プロセスにおけるプロジェクトマネジメントについて、必要に応じてGeekOutで担当者を配置し支援する。

● Robloxエクスペリエンスの開発・集客の方法を学ぶことができるスクールの運営
GeekOutは2023年から、Roblox Studioの使い方を含む、Robloxエクスペリエンスの開発方法や、開発したエクスペリエンスに対して効率的な集客を行う方法を学ぶことができるスクールを運営する。

● Robloxエクスペリエンス開発における技術的サポート
Robloxエクスペリエンスの開発においてRobloxプラットフォームの可能性を拡張するような先進的な技術の活用を促進するため、技術的な事項に関するサポートを提供する。


■GeekOut代表取締役の田中創一朗氏
「このたびGCIPRを通じて、Robloxの日本のクリエイターとコンテンツ展開のさらなる加速を支援することができて、大変嬉しく思います。すでに、日本のクリエイターの皆様がこれまで生み出した多くの漫画やアニメ、ゲームなどのエンターテイメントが世界中で親しまれています。Robloxというプラットフォームとその技術を活用することで、日本の素晴らしいクリエイターや彼らから生み出されたIPを、さらに没入感のある仕方で届けることができます。GCIPRを通じて、さらに多くの日本発のコンテンツが世界で愛されるようになることを期待しています。」


■Head of Roblox JapanのAri Staiman氏
「日本はRobloxのデイリーアクティブユーザー数で最も急速に成長している主要市場であり、サンリオなどの日本ブランドはすでにRobloxでの公式ライセンスエクスペリエンスで1億8000万回以上もの訪問を得るなど大きな成功を収めています。GeekOutのように、日本の開発者やブランドにさらなるサポートを提供し、Robloxでの日本IPの成長と世界中の多くの人々とのエンゲージメントをさらに加速させるプログラムがあることは、非常に喜ばしいことです。」