【ゲーム株概況(12/16)】上場後初決算を発表のウェルプレイド・ライゼストがS高　業績予想を下方修正のマイネットが安値更新

12月16日の東京株式市場では、日経平均は大幅続落し、前日比524.58円安の2万7527.12円で取引を終えた。11月の米小売売上高が市場予想を下回ったこともあり、前日の米国市場が景気後退懸念を背景に急落した流れが国内市場にも波及した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体に軟調な地合いの中にあって、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>がストップ高と異彩を放った。ウェルプレイド・ライゼストは、前日12月15日に2022年10月期決算を発表しており、上場発表時の業績予想を上ブレした2ケタ超の大幅増収増益を達成したことが市場から素直に評価される形となっている。

なお、ウェルプレイド・ライゼストの親会社であるカヤック<3904>も一時1134円まで買われた。

ほか、サンリオ<8136>と円谷フィールズHD<2767>が年初来高値を更新し、テレビアニメーション「怪獣8号」の制作決定が株価の刺激材料となったIGポート<3791>が大幅続伸した。

半面、前日12月15日に減損損失の発生とファンタジースポーツ事業への投資の加速により、2022年12月期通期の連結業績予想の下方修正を発表したマイネット<3928>が下げ幅を拡大して5日続落となり、年初来安値を更新した。

また、同じく前日15日に発表した第3四半期決算が3億2300万円の営業赤字となったcoly<4175>も反落して年初来安値を更新し、第3四半期決算は好調だったものの通期予想を前回予想のまま据え置いたアピリッツ<4174>も4日ぶりに反落した。

ほか、バンク・オブ・イノベーション<4393>やアエリア<3758>などの下げもきつい。