2月9日付けの日本経済新聞朝刊は、ゲームソフト大手の業績が上向いてきた、と報じている。
報道によれば、6社の2010年4-12月期連結決算は、赤字縮小を含み4社の経常利益が拡大したとのこと。国内で「モンスターハンター」最新作が400万本以上売れたカプコン<9697>以外はゲームソフト販売で苦戦し、非ゲーム事業で収益を稼いだ企業が目立ったという。
バンダイナムコHD<7832>は、国内向け玩具販売が好調だったほか、セガサミーHD<6460>もパチスロ機販売が大きく伸びた。
他方、各社はソーシャルゲームの投入を進めているが、規模が小さいため、収益への寄与は先になる見込み。コーエーテクモHD<3635>は、昨年8月にソーシャルゲームの配信を始めたが、同分野の売上高が約6億円、営業利益が約4億円だったようだ。