【ゲーム株概況(1/26)】『Jリーグトレサカ』への思惑からオルトプラスが高い 久々の赤字のサイバーは底堅い 新作リリースのコロプラも反発

1月26日の東京株式市場では、日経平均株価は小反落。前日比32円26銭安の2万7362円75銭でこの日の取引を終えた。前日まで4連騰していたこともあり、目先過熱感から利食い売りに押された。半導体関連やハイテク株などの下げが目立った。ただ、下値では押し目買いが入ったこともあり、下げ幅は限定的だったもよう。

こうしたなか、ゲーム関連株をみると、『Jリーグトレーディングサッカー』に関する重大発表があるとするTwitterアカウントでのアナウンスを受けて、サービス開始への思惑からオルトプラス<3672>が後場に入って買われたほか、アクセルマーク<3824>やクルーズ<2138>、gumi<3903>なども物色対象となった。他方、ここ最近買われたイオレ<2334>やエディア<3935>が売られた。

他方、サイバーエージェント<4751>は小反落。前日1月25日に発表した第1四半期決算が営業赤字計上となったことなどを嫌気して売り物が先行したが、一巡後は押し目買いが入り、プラスになる場面もあった。

決算説明会で藤田晋社長が第1四半期が赤字となった要因について、「FIFAワールドカップの大きなコストを計上したことにある。あくまで一過性のもので、第2四半期以降は通常の黒字を基調とした業績に戻る」とコメントしていたことや、第2四半期は周年開催などでゲーム事業も「大きく回復」するとしていたこともあり、市場では冷静に受け止める流れだったようだ。

このほか、コロプラ<3668>が反発。前日、落としきりの3DアクションRPG『MONSTER UNIVERSE』のStaem版にあたる『Volzerk : Monsters and Lands Unknown』をリリースしたことが手がかり。本作は、コロプラ初の落としきりの長編3DアクションRPGで、ストーリーのエンディングまで無料でプレイできるとのこと。業績への影響は未知数だ。

 

■ゲーム関連株一覧

 

株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
企業データを見る
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
企業データを見る
株式会社オルトプラス
http://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
企業データを見る