【イベント】MIXIの新作『タワーオブスカイ』先行体験会をレポート! 繰り返し遊びたくなる、クセになる面白さが満載の"積み上げタワーパズルRPG"の真髄を見よ!


MIXI<2121>は、220日、モンストシリーズとなるスマホアプリの積み上げタワーパズルRPG『タワーオブスカイ(TOWER OF SKY)』(以下、『タワスカ』)の先行体験会を開催した。本稿では、体験会にて判明したゲームの詳細や実際にプレイしてみた所感などをお届けしていく。


MIXIモンスト事業部 新規事業開発部
『タワーオブスカイ』プロデューサー
寺田康太氏

イベントが始まると、『タワスカ』プロデューサーの寺田康太氏より、作品紹介が行われた。

『タワスカ』は、ブロックを高く積み上げて巨大なタワーを作り、空を飛ぶモンスターに攻撃を与えて倒していく“積み上げタワーパズル RPG” iOSAndroidの両OSで展開予定となっており、2月28日に国内でのリリースを予定している。



この“積み上げタワーパズル RPG”では、幼い頃に遊んだ「積み木」のような楽しさを誰もが簡単に味わえるものになっているという。基本操作は「スライドによるブロックの移動」「タップによるブロックの回転」「下フリックによるブロックの落下」の3つのみ。



特徴的なのは、ブロックが物理法則に基づいた挙動で制御されており、積み方次第でぐらつき、崩れるため、物理パズルゲームならではの奥深さやハラハラ・ドキドキ感も味わえるようになっている。

その中で、ブロックの積み方を判定する独自の「トリック」システムを搭載しており、プレイヤーがブロックをより高く、より多く、よりキレイに積むことでモンスターに対する攻撃力がアップする。



さらに、キャラが敵に直接攻撃をしてくれる「スキル」や、ブロックが固定化される「サポート」といった機能も搭載されており、パズルが苦手な人でも遊びやすい仕様となっている。



本作には、ストーリーを読み進めながらモンスターを倒していくソロプレイモードのほか、相手のHPを先に0にした方が勝ちとなるオンライン対戦も用意されている。オンライン対戦には敵プレイヤーからの妨害などもあり、ソロプレイとはまた異なるプレイ感に仕上がっているとのこと。



キャラ育成に関しては、クエストで手に入る「経験の書」でレベルが上げられるほか、イベントやガチャで手に入るソウルを使用して行える「覚醒」により、どのキャラも最高レアリティまで育てることが可能となっている。さらに、育成素材を集めてスキルボードを開放すると、ステータスを強化できるほか、新たなアビリティを習得することもできる。



▲こちらは本作に登場するメインキャラクター。主人公は男女を選択することができる。




▲会場には、キービジュアルやキャラ・ステージなどの原画も掲出されていた。

また、今までのモンストにはなかったキャラクターのシナリオが入っているという。寺田氏は本作を通じて「仲間たちと紡ぐ冒険譚を楽しんでいただければ」と紹介した。



基本的には独自の世界観とストーリーが作られている『タワスカ』だが、気になるのは『モンスターストライク』(以下、『モンスト』)の要素はどういった部分に入ってくるのかというところ。こちらに関しては、『モンスト』とのクロスオーバーという形でイベントを開催し、キャラクターを追加していくという仕組みになっているという。これにより、『モンスト』を知っている人も知らない人も充分に楽しめるようになっている。



ここから寺田氏によるデモプレイを経て各媒体による質疑応答へ。


Q.『モンスト』とのクロスオーバーイベントに関しては、単発で行うのか、または定期的に行う可能性があるのでしょうか?

A.運営型のゲームですので、綺麗な間隔でというわけにはいきませんが、定期的に『モンスト』のキャラが出てくるイベントの開催を予定しております。先ほどのスライドに登場していた「パンドラ」に関しても、リリース時から実装されているわけではなく、リリース後の近いタイミングでイベントが追加されていく形で考えています。

Q.キャラが使用できるスキルにはどのような種類のものがあるのでしょうか?

A.一般的なRPGに見られるダメージ+追加効果というものが多いです。例えば、単純に攻撃力や防御力が上がるようなものから、パズルで攻撃する際に影響を及ぼすような効果もございます。

Q.また、『モンスト』のキャラが使用するスキルは原作に似たようなものになっているのでしょうか?

A.回復や攻撃など、イメージは似せるようにしていますが、ゲームシステムが異なるため、全く一緒にはなっていません。

Q.ステージに登場するギミックは『モンスト』の知見を参考にされたのでしょうか?

A.ステージ構成のスキームやキャラの活躍のさせ方は『モンスト』を参考にした部分もございます。

Q.トリックにはどのようなものがあるのでしょうか?

A.窪みにブロックをピッタリとくっつける「フィット」や、さらに上の各辺がピッタリと収まる「ジャストフィット」。回転させながらブロックを落とす「ローリング」も角度によって得点が変わるようになっています。なので、わざと回転させることで高得点を狙えます。他には、あえて高く積まれたタワーより低い位置にブロックを落とす「ロー」と呼ばれるものや、平らに積んでブロックの数を増やすことでもトリックが発生します。

また、タワーパズルの遊びはキャラクターとも連携しており、例えば「クエスト開始から100秒の間、自身のATKが中アップ」するといったものなどもあります。トリック以外にも積み方によってキャラが強くなる遊びがありますので、こういった要素を意識することでさらに上手くプレイできる奥深さがあります。

Q.ブロックが色分けされている意味はあるのでしょうか?

A.色ごとにブロックの形が違うようになっています。また、編成しているキャラと同じ色のブロックが出現したときにスキルゲージが2倍溜まるようになっています。

Q.今回、『モンスト』とは異なりゲーム内にシナリオを入れられた理由をお教えください。

A.ひとつは、シナリオなしでオリジナルキャラを展開していくとなった場合、どうしても各キャラを愛しづらいと感じたからです。「このキャラはどういった風に主人公やヒロインと関わって接していくんだろう」という部分が描けないので、キャラの個性を出すためにもシナリオを導入させていただきました。

もうひとつは、『モンスト』とクロスオーバーするということで、今までアニメなどはございましたが、本家にはシナリオが入っていないので、例えば先ほど紹介した「パンドラ」が『タワスカ』のオリジナルキャラたちとどういう風に接していくのかを楽しんでいただけたらという想いからシナリオを付けさせていただきました。

Q.『モンスト』のテーマである“みんなでワイワイ”が本作においてどのように表現されているか改めて教えてください。

A.今回、協力プレイではなく対戦プレイを選択させていただいた経緯として、単純に社内プレイで『タワスカ』の対戦プレイが盛り上がったということがあります。ゲームをプレイしていて他人が作ったタワーが崩れる瞬間が一番面白いということもあり、新しい“みんなでワイワイ”の形として対戦プレイを採用させていただきました。

また、対戦プレイはどちらかというとエンドコンテンツ寄りにはなっております。対戦を行うことへのハードルがあることは承知しておりますので、シナリオやイベントといったライトなソロコンテンツから始めていただき、そこを遊び尽くした方に対戦で自分の腕前を競っていただければと考えています。対戦に負けてもデメリットはないほか、今後は「対戦応援キャンペーン」など、対戦していただくだけでお得になるものを開催していこうと予定しております。

さらに、凄くライトなコンテンツとして、一人でひたすらタワーを積み上げていく「遣唐使チャレンジ」というモードも実装する予定です。このように3つの楽しみ方ができる内容となっておりますので、毎日いろんなコンテンツを楽しんでいただけるような設計となっております。

ここからは実際に『タワスカ』をプレイした所感をお届けしていく。



まずは、ソロプレイについて。ブロックを落とす際は、目安となるガイドはあるものの、はっきりとした区切りがあるわけではないため、位置を調整して窪みにフィットさせるよう落とすには少し慣れが必要になると感じた。タワーのバランスには物理法則が適応されているため、少しのズレが生じることで毎回同じように積んでいけるとは限らないところが何度遊んでも面白いポイントとなっている。



また、ブロックを落とすごとにターンが経過し、敵の頭上にある数字が0になったところで攻撃を受けることになる。逆に、決められたラインまでタワーを積み上げることができれば、敵に攻撃を与えることができる。これを繰り返し、先に敵のHP0にすれば勝利となるが、ダメージを受けるのは敵からだけではない。



タワーが崩れ、土台から溢れてしまったブロックがあった際にも、その量によりダメージを受けることになるため注意が必要だ。派手にタワーが崩れた際には、こちらから攻撃を与えるのに必要なラインも下がるため、最後まで諦めずにタワーを積み上げよう。

そして、タワーの崩壊に関してはブロックの固定化を活かすことが重要なポイントとなる。ブロックの固定化は、画面右中央にあるゲージが100%になった際に使用できる“サポート”で行うことができる。また、タワーの高さが100m高くなるたびにそれまで積み上げたブロックが全て固定化される。長期戦になるほど、この固定化を活かして土台をいかに狭めず、高くタワーを積んでいけるかがポイントになるだろう。ただし、寺田氏の作品紹介にもあったように、積み上げる速さによってダメージが上がる特性を持つキャラがいるなど、パーティー編成によってもさまざまな楽しみ方ができそうだ。

▲固定化されたブロックは紫色になるため見た目にも非常に分かりやすい。また、100mに達した際には「ラッシュ攻撃」が発動して大ダメージを与えることができる。

そのほか、タワーを積む際には敵から受けるギミックにも要注意。ブロックを落下させる際に風で流してしまう「強風」や、触れると爆発してダメージを受けてしまう「爆弾」、タワーに勝手にブロックを落としてくる「ロックオン」など、多彩な妨害ギミックが用意されている。こうしたギミックをいかに攻略していくかということでゲームに複雑性も生まれ、面白さをさらに一段引き上げていると感じた。

また、対戦プレイでは相手のタワーの状況もリアルタイムに見られるのがスマホゲームとしては非常に斬新に感じた。コンシューマーゲームでは、古くは『ぷよぷよ』や『テトリス』などが存在するが、これがあることで対戦パズルゲームとしての白熱度が間違いなく増している。


▲終わったあとに今回、自分が積んだタワーを確認できるのも達成感を得られるポイント。

今回の先行体験会で遊べたのは『タワスカ』のほんの一部だけだが、それでも「このゲームを何度でも遊びたくなる!」という魅力を知ることはできた。クエストに失敗した際は悔しさが込み上げてくることもあり、現に多くのメディアが時間を忘れて会場で何度もプレイする姿が見られた。毎回、同じようには上手くいかないタワーの積み上げや、ギミックへの対処、今回はあまり触れられなかったキャラ育成の部分など、228日のリリース後に存分に遊んでいただき、ソロプレイから対戦プレイまでくまなく楽しんでいただきたい。 

(取材・文 編集部:山岡広樹)



■『タワーオブスカイ』



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会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
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