『ドッカンバトル』は累計収益4984億円以上を記録 8周年イベ好調、『バウンティラッシュ』とともにBNEをけん引 Sensor Tower調査
アプリ調査会社のSensor Tower(センサータワー)は、バンダイナムコエンターテインメントの『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』について、リリースから2023年1月まで累計収益37億ドル(4984億円)以上を稼ぎ、『ONE PIECE バウンティラッシュ』とともに牽引役になっているとするレポートを公開した。2023年2月に実施した8周年に合わせた施策も好調な収益を記録するなど、9年目も好調のようだ。
Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、リリースから2023年1月までの世界累計収益は、37億ドル以上を記録している。日本は最大の市場で全体の56%にあたる20億7200万ドルを占めており、2位がアメリカで25.5%、3位がフランスで4.8%となっている。
日本だけでなく海外市場でも受け入れられていることがわかる。また、2022年1月~12月の世界におけるパズルRPGの収益では、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が3位となっている。なお、1位が『モンスターストライク』、4位が『パズル&ドラゴン』で日本発のモバイルパズルRPGで、Top5内に日本発のタイトルが3つもランクインしているそうだ。
そんな『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』だが、2023年2月に8周年を迎え、これに合わせてTVCMの放映やゲーム内イベント「さわげ元気玉!8周年究極DOKKAN謝祭」をスタート。W DOKKANフェスに「超サイヤ人3孫悟空&超サイヤ人2ベジータ」と「孫悟空(GT)&超サイヤ人4ベジータ」が追加となった。加えて、W DOKKANフェス開始から最初の400時間は、連続ガシャを3回引くごとに10連が1回無料になることもあり、ランキングに大きな影響があったようだ。
日本のApp Storeにおけるトップ収益ランキングで2023年1月28日に173位だった本作は、翌日には1位に急上昇した。さらに2月3日までは1位をキープ、その後も4日間はTop5圏内に留まった。App Storeだけでなく、日本のGoogle Playも好調で、2023年2月2日には両ストアでの1位獲得を記念して、「龍石」100個と潜在能力玉3180個などのプレゼントが実施した。
本作は、バンダイナムコエンターテインメントの収益を牽引するポジションに成長した。Sensor Towerのデータによると、2022年7月~2023年1月の日本における同社のモバイルゲーム別収益シェアを見ると、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は24%でトップ。『ONE PIECE バウンティラッシュ』と『ONE PIECE トレジャークルーズ』『ドラゴンボール レジェンズ』が続く。
なお、2022年12月と2023年1月は、本作に加えて『ONE PIECE バウンティラッシュ』が好調だったこともあり、この2ヵ月連続でバンダイナムコエンターテインメントが日本のパブリッシャー別収益ランキングで1位となった。Sensor Towerのデータによると、周年月である2月は、年間最高収益となる傾向がここ数年続いているので、2023年2月も日本のパブリッシャー別収益ランキング1位となる可能性があるとした。
このほか、興味深い点として、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』と『ドラゴンボール レジェンズ』のユーザー分布の違いも指摘した。ドッカンバトルでは25-34歳の層が最も多いのに対し、レジェンズでは1つ上の35-44歳の層が最も高いという。
会社情報
- 会社名
- Sensor Tower(センサータワー)
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
- 設立
- 1955年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 宮河 恭夫
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2562億1500万円、営業利益356億4800万円、経常利益381億7700万円、最終利益217億1000万円(2022年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社アカツキ
- 設立
- 2010年6月
- 代表者
- 代表取締役CEO 香田 哲朗
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高262億7300万円、営業利益74億4800万円、経常利益78億6700万円、最終利益51億9300万円(2022年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3932