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DMM.comは、金沢事業所において、福井工業大学との連携のもと、障がいを持つ学生を対象としたインターンシップを初めて開催したことを発表した。
近年、障がい者向けのインターンシップを実施する企業が増えてはいるものの、「障害のある学生の修学支援に関する実態調査」では、進路・就職指導としてインターンシップ先の開拓を行っている高等教育機関は全体の1割程度にとどまっており、実際の業務や企業の雰囲気を知る機会が十分には設けられていない現状にあることがうかがえる。
福井県内においても、障がいを持つ学生が自身の障がいをオープンにした上で、企業でインターンシップや職場見学を行う機会がほとんどなく、地元で就職を希望する障がい学生が、就労について体験を通して考える機会が少ないことが課題となっている。
同社はこのような背景を受け、障がいを持つ学生に、実際のIT企業での業務内容や職場の雰囲気を知ってもらう機会を提供することを目的に、福井工業大学との連携のもと、障がいを持つ学生を対象としたインターンシップを、3月6日から3月10日までの5日間にわたり実施した。
インターンシップの参加者は、基本的なビジネス研修の受講に加え、DMM.com上で提供される各種商品の商品タイトルのルビ入力業務を担当した。当該業務は、単純な文字入力に留まらず、細かく定められたルールに沿って誤字脱字などなく正確に入力し、セルフチェックまでを実施する必要がある業務となっている。
DMMは、今後も教育機関との連携を通じて障がいのある学生の就労に関連した地域課題解決に向けて取り組み、障がい者雇用において日本を代表するような企業を目指していくとしている。
