アドビ、クリエイティブなジェネレーティブ AIモデル「Adobe Firefly」を発表 エヌビディアとの共同開発も明らかに

 

Adobe(アドビ)は、この日(3月22日)、画像生成機能およびテキストエフェクトを中心とした、クリエイティブなジェネレーティブ AIモデル「Adobe Firefly」を発表した。さらに共同開発パートナーであるNVIDIA(エヌビディア)とともに、世代の高度なジェネレーティブ AI モデルの開発で協業することも明らかにした。

 

  

■Adobe Firefly

アドビは本日、商業利用として安全性を考慮した画像を生成するようトレーニングされた、新しいジェネレーティブ AI モデル。最初のモデルでは、画像生成およびテキストエフェクトに特化する。コンテンツの作成と修正に伴う Adobe Creative Cloud、Adobe Document Cloud、Adobe Experience Cloud のワークフローに直接搭載され、コンテンツ作成、編集においてより高い精度、パワー、スピード、手軽さを提供する。

 

■アドビのデジタルメディア事業部門代表のデイビッド ワドワーニ(David Wadhwani)氏

「ジェネレーティブ AI は、AI によるクリエイティビティと生産性の強化を次のステージに進化させ、クリエイターとコンピューター間の会話をより自然で、直感的で、パワフルなものへと変容させます。アドビは Firefly により、ジェネレーティブ AI を搭載した『クリエイティブのみなもと』をユーザーのワークフローに直接導入し、ハイエンドクリエイターから、引き続き盛り上がりを見せているクリエイターエコノミーまで、すべてのクリエイターの生産性とクリエイターの表現力を引き出します。」

 

■将来的な展開

なお、将来的には Adobe Creative Cloud、Adobe Document Cloud、Adobe Experience Cloud、Adobe Expressのワークフローに直接搭載され、コンテンツの作成・修正作業にさらなる精度、パワー、スピード、手軽さをもたらすことになる。Firefly は、アドビのクラウドアプリケーションを横断する、新しい Adobe Sensei のジェネレーティブ AI サービスシリーズの一部となる予定。