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クリーク・アンド・リバー社(C&R社)<4763>は、4月6日、2023年2月期の連結決算を発表、事業拡大を狙いとした新会社設立やグループ全体での積極的な新規事業などによる投資を吸収し、売上高・利益ともに過去最高の業績を達成した。
売上高441億2100万円(前々期比5.6%増)
営業利益39億5600万円(同16.0%増)
経常利益40億200万円(同17.0%増)
最終利益28億9900万円(同30.4%増)ゲーム分野においては、同社およびクレイテックワークスにおいて、開発スタジオでの制作受託や、IP(知的財産)を活用した自社開発を推進した。また、開発スタジオと連動した業界未経験者の育成機関「C&Rクリエイティブアカデミー」や外国籍人材の積極的な登用を通じて、人手不足と言われるゲーム業界のニーズに着実に対応した。
XR(VR/AR/MR)への取り組みは、顧客自身がVR教材を短時間で制作・研修できる同社開発の「ファストVR」の販売や、企業と共同で行なう危険体感教育ツールの開発、DXプロジェクトにおけるXR導入支援や施策に関するコンサルティングなどを行い、ハードからコンテンツまで一貫したソリューションの開発・販売実績を積み重ねた。
映像やゲーム、Webコンテンツ開発など、年々分野と規模を拡大してきたスタジオを包括し、日本最大級のクリエイティブ開発スタジオとなった「C&R Creative Studios」は、企画開発や受託開発のほか、日本初となるクリエイター専用の仕事・交流特化型メタバースの開発を進めた。日本から世界を席巻するようなコンテンツ開発を行うとともにブランディング化をはかり、世界中の優秀なクリエイターの獲得を目指していく。
2022年5月に連結子会社化したブロックチェーン技術を使ったプラットフォームの企画、開発、運営を行うANIFTY(アニフティ)は、アニメ作家や漫画家、イラストレーター、動画制作者等の優れたコンテンツをNFT(非代替性トークン)として流通させ、グローバル市場での収益化をはかるとともに、才能の発掘や新しいビジネスモデルの構築に向けて準備を行っている。
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■2024年2月期も増収増益を見込む
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なお、2024年2月期通期の連結業績予想については、以下のとおり。同社グループは、2026年2月までの3年間を計画期間とする中期経営計画を策定し、引き続き「プロフェッショナル分野のさらなる拡大」「新規サービスの創出」「経営人材の創出」「コーポレート・ガバナンスの強化」を基本戦略に据え、さらなる事業拡大を目指していくとしている。
売上高500億円(前期比5.3%増)
営業利益45億円(同13.7%増)
経常利益45億円(同12.4%増)
最終利益30億円(同3.5%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 設立
- 1990年3月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 井川 幸広/代表取締役社長COO 黒崎 淳
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高497億9900万円、営業利益41億300万円、経常利益41億3700万円、最終利益26億5800万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4763