日本一ソフトウェア<3851>の第2四半期累計(4-9月期)の連結業績は、売上高6億9500万円(前年同期比28.4%減)、経常損益86万円の赤字(前年同期4900万円の黒字)、四半期純損益3800万円の赤字(同2100万円の黒字)となりました。
ただ、減収・赤字転落となったものの、売上高6億8600万円、経常損益1億2800万円の赤字、四半期純損益1億3800万円の赤字とする従来の業績予想から上振れての着地となりました。
同社の開示資料を読む限り、主力のコンシューマ事業で、国内外で発売したゲームソフトのタイトル数が、前年比8タイトル減の11タイトルにとどまったことが影響したようです。発売タイトルの内訳は、国内が4タイトル(前年同期は10タイトル)、海外が7タイトル(同9タイトル)でした。『魔界戦記ディスガイア4』のプロモーション活動も行ったとのこと。
また、計画から上振れたことについては、『絶対ヒーロー改造計画』など過去発売タイトルのリピートやダウンロード配信による販売が順調に推移したことや、10月上旬発売予定タイトルの遅延に伴う売上原価の減少、経費等のコスト削減等が寄与したため、としています。
3月通期は、売上高20億8600万円(前年同期比1.7%減)、経常利益3400万円(黒字転換)、当期純利益1600万円(黒字転換)を見込んでいます。同社では、当初の計画に比べて順調に推移しているものの、『魔界戦記ディスガイア4』等の販売動向に不確定な要素が含まれているため、従来予想から変更しない、としています。