AppBank、「すとぷり」運営会社のSTPRと資本業務提携 STPRが109万株を引受、一時筆頭株主に マイルストーンら割当の新株予約権もあわせて2.4億円を調達へ
AppBank<6177>は、この日(4月10日)、「すとぷり」や「KnightA-騎士 A-」の運営会社として知られているSTPRと資本業務提携を4月中旬より行うことを明らかにした。STPRを割当先として1株あたり121円で109万8000株の第三者割当増資を行い、総額1億3200万円を調達する。払込期日は4月28日を予定している。STPRの柏原社長が「マックスむらい」の熱心なファンとのことで、同社のIR情報にも関心を持っていたが、同社の「IP×地域コラボレーション事業」と「イベント・ライブ物販の DX ソリューション事業」の双方と協業余地が大きいと考え、金融機関に紹介を依頼したとのこと。
業務提携については、STPRがプロデュースないしサポートする IP・クリエイターとの継続的かつ包括的なコラボレーションを行うほか、イベント・ライブ物販に対するサービス提供を行うことを検討している、とした。このほか、STPRがプロデュースする有力IP・クリエイターに関するニュースやインタビューなどの記事を制作、配信することも検討しているそうだ。
あわせて、クオンタムリープとも資本業務提携を行うことも発表した。クオンタムリープとマイルストーン・キャピタル・マネジメントを割当先とする第12回 新株予約権9500個を発行する。潜在株式数は95万株、当初行使価額は121円で、新株予約権の発行とその権利行使で1億1600万円を調達する見通し。内訳は、マイルストーンが8550個、クオンタムリープが950個となっている。
クオンタムリープは、過去に同社の新株予約権を引き受けたマイルストーン社からの紹介されたという。業務提携については、「DXソリューション事業」において、課題である営業戦略の策定と具体的な営業活動を共同して行うことで、同社がアプローチできていない有力アーティスト・イベント並びに事務所やイベント施設へのサービス導入促進を図る、としている。
今回の資金調達を通じて、諸費用を除いて総額2億4400万円を調達することになる同社だが、調達資金の使途は以下のとおり。
・位置情報テクノロジーを用いた「IP×地域コラボレーション事業」等の運営資金:1億3200万円
・位置情報テクノロジーを用いた「IP×地域コラボレーション事業」等の運営資金:1億1200万円
STPRを割当先とする第三者割当増資に伴い、STPRは10.8%を保有する筆頭株主となる見通し。ただ、新株予約権がすべて権利行使されると、マイルストーンが13.45%を保有する筆頭株主となる。クオンタムリープの保有比率は0.85%となる。
会社情報
- 会社名
- AppBank株式会社
- 設立
- 2012年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 白石 充三
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証マザーズ
- 証券コード
- 6177