
ROCKFISH Gamesは、ドイツ連邦研究・技術・宇宙省より、同プログラムにおいてドイツのゲームスタジオへの支給額としては過去最大規模となる800万ユーロ(約14億6400万円)の助成金を『EVERSPACE』シリーズ最新作の開発に向けて受給したことを発表した。
ROCKFISH Gamesがドイツ連邦研究・技術・宇宙省(BMFTR)から受給した800万ユーロの助成金は、今後5年間にわたって支給される予定だ。これは、同社が開発を進める『EVERSPACE』シリーズの次期タイトルに充てられる。同社は、過去10年にわたり国内トップクラスの開発会社の一つとして活躍し、チームワークや高い技術、ノウハウ、先進的なデザインによって、ドイツが世界水準のゲームを生み出せることを証明してきた。
同社の『EVERSPACE』シリーズは、快適な操作性と壮大なSF世界、奥深いシステムデザインで好評を博し、第1作目はシリーズ累計240万本以上の販売を達成した。最新作の『EVERSPACE 2』は、2024年にドイツ最大のゲーム賞イベント「Deutscher Computerspielpreis」で最優秀ドイツゲーム章を受賞している。
BMFTRによるこの助成金制度は、ゲーム制作およびプロトタイプ開発に対し、対象経費の最大50%を助成するものであり、ドイツ国内に本社を持つ企業へはプロジェクトあたり最大800万ユーロが上限として設定されている。近年、同プログラムの年間予算は8800万ユーロから1億2500万ユーロ以上に拡大され、ドイツを主要なゲーム開発拠点として強化する取り組みが進められている背景がある。ROCKFISH Gamesは、過去にも本制度から『EVERSPACE 2: Titans』や『EVERSPACE 2: Wrath of the Ancients』の開発資金として助成金を受領しており、2025年にはプロトタイプ開発費用として52万1005ユーロの助成も受けている。
ROCKFISH GamesのCEO兼共同創設者であるMichael Schade氏は、「ドイツ連邦研究・技術・宇宙省からこの助成金を受けられたことを光栄に思います」と述べたうえで、「今回の多額の連邦助成金を得られたことで、次なる『EVERSPACE』タイトルに対する志を大幅に広げ、すでに検証済みのまったく新しいゲーム体験に投資し、チームを拡大し、そしてファンの皆様に最高峰のスペースアクション体験をお届けすることが可能になったと考えています」と、プロジェクトへの意気込みを語った。
また、同氏は「ビデオゲーム事業への継続的な投資は、ドイツがゲーム開発における主要国としての地位を確立しようとしていることの表れでもあります」とし、「ROCKFISH Gamesのような独立系開発会社にとって、この支援は成長と競争力の維持、そして長期的な安定を確保するための極めて重要な基盤となります」と、助成金の重要性を強調した。さらに、「私たちの売上の85%は国外から得られており、自社パブリッシングを行っている完全独立系スタジオであるROCKFISH Gamesの売上は、すべてドイツ国内で課税されています。そのため、この助成はドイツの納税者にとっても意義ある投資であると考えています」とも述べている。
独立系スタジオであり続けることで、クリエイティブな主導権を保持し、開発チームやプレイヤーのフィードバックに基づいて迅速に軌道修正を行うことが、『EVERSPACE』シリーズを発展させる核心となっている。