Niantic(ナイアンティック)は、5月9日にリリースを控えている新作リアルワールドモバイルゲーム『Peridot(以下、ペリドット)』の発表会&体験会を東京都内で開催した。先日、カプコン<9697>と共同で『Monster Hunter Now(モンスターハンターナウ)』を発表したばかりの同社なのだが、今回はオリジナルIPとなる。CEOのJohn Hanke氏と開発メンバーが登壇する形で行われた。実機を利用した先行体験も行うことができたので、その模様も含めてレポートしていこう。
▲John Hanke氏
本作は、「Peridot(ペリドット)」とよばれるペットを育成するゲーム。位置情報がメインだった既存タイトルと異なり、最新のARをふんだんに取り入れた。「これまで投資してきたARのすべてを盛り込んだ作品」(John Hanke氏、写真)。AIも導入されており、「何ができるかわからないキャラではなく、世界を理解して行動する」。あたかも地面の上を実際にいるかのように歩き、移動中に障害物があれば避けて通る。木があれば、葉をかき分けて潜り込むといった動作も見せてくれる。
ゲームの進め方は、最初に3つ表示される卵から1つを選んで、孵化したペリドットのおねだりに応えてエサを上げたり、なでたり、一緒に散歩したり、ボールで遊んだり、そして木や砂場、芝生などでアイテム探索をさせたりして、成長させていく。トリック(芸)を仕込むことも可能だ。スマホのカメラ機能を通して映し出された現実世界のなかをあたかも実際に存在しているかのようにペリドットが自由に動き回る。
また、ペリドットは、全く同じ個体が存在しないそうだ。見た目や性格などで必ず異なっているという。同社で計算したところ、その種類は「星の数ほど存在する」という(篠原大河氏)。アルゴリズムや計算で「DNA」を導入し、他のプレイヤーのペリドットと交配することで、両親の遺伝を引き継がせて、ハイブリッドなペリドットを生み出すこともできるそうだ。
▲David Hollin氏(写真左)と篠原大河氏(写真右)。
育成できるペリドットの数については、卵に加えて、アイテム「巣」(nestアイテム)を使うことで増やすことができる。気になるのは「巣」の入手方法だが、有料アイテムとして販売する予定だが、ミッション達成やイベントなどゲーム内で入手できるようにするという。プレイヤーのランクが上がっていくと、ペリドットのタイプがアンロックされ、よりレアなペリドットと出会うことができる。
なお、推奨端末は以下のとおり。ARとAIをフルに活用するタイトルだが、低スペックな端末でも楽しめるモードを用意しているという。
スマートフォン:
・iOS: iPhone 8+ or above on iOS 14 or higher.
・Android: 以下のGPUチップセットを搭載しているもの
-Adreno 730
-Adreno 660
-Adreno 650
-Adreno 640
-Adreno 630
-Mali G78
-Mali G77
-Mali G76
-Mali G72
-Xclipse 920
-およびSamsung Note 9 以降のもの
-Galaxy S9 or above
-Pixel 6 or above
※iPadやタブレット、WiFiのみの設定のものは利用できない。
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