Nianticは、AI搭載のペットSLG『Peridot(ペリドット)』のアップデートを実施し、生成AIを導入したことを明らかにした。これにより、「ペリドット」が現実のペットのように現実世界の物体を認識し、相互作用するようになったという。「ペリドット」は現実の世界で出会ったものに対して、本物のペットのように、飼い主が予期しないような楽しい反応ができるようになったという。
例えば、子犬が道で猫を見かけた時にどのような反応を見せるかはわからない。ペリドットも想定と違う反応を見せることがあるという。食べ物の皿を出しっぱなしにしておくと、ドットがかじったり、食べ残しを転がしたりしてしまうかも?
生成AIを使用することで、ドットたちは、新しい物体に遭遇すると想定とは異なる、愛らしい反応を示すことがある。ドットたちが実際に学習し、周囲の世界を理解しているかのようにもみえるという。
■Peridot チームより
ペリドットは、ゲームデザイナーやプロデューサーが生成AIを使ってゲームのキャラクターをよりリアルでインタラクティブなものにできることを示す初期の例のひとつです。ARのキャラクターが進化する際に現実の世界を理解するだけでなく、世界や他の人々に対してどのように反応するかにおいてもAIを使う必要が出てくると考えています。
ペリドットはゲームアプリではありますが、AIとARの応用実験のプラットフォームでもあり続けるでしょう。将来のハードウェアも視野に入れつつ、モバイルデバイス上でペリドットを現実の生き物のようにようにこの世界に登場させるためにこれからも限界に挑戦し続けます。
■『Peridot(ペリドット)』
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