アクセル<6730>は、5月9日、2023年3月期の連結決算を発表し、売上高144億7400万円(前の期比35.7%増)、営業利益16億1400万円(同92.4%増)、経常利益18億1300万円(同81.0%増)、最終利益13億5300万円(同56.4%増)だった。
・売上高:144億7400万円(同35.7%増)
・営業利益:16億1400万円(同92.4%増)
・経常利益:18億1300万円(同81.0%増)
・最終利益:13億5300万円(同56.4%増)
同社では、パチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIやメモリモジュールの販売が好調に推移した、としている。セグメント別の状況は以下のとおり。
①LSI開発販売関連
LSI開発販売関連は既存事業であるパチンコ・パチスロ機向け製品で構成されており、売上高は前期比37億0700万円増(同36.5%増)となる138億5200万円、セグメント利益は同7億7700万円増(同38.7%増)となる27億8500万円となった。
製品別では主力製品であるパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIが前期に対し約6.6万個増加となる約51万個の販売になったほか、メモリモジュール製品等が新規販売ベースで前期を上回る販売数となった。
また、当期末の同セグメントの受注残高は241億8400万円となっている。サプライチェーンの混乱の影響もあり、多くのメーカーにおいて部材を積極的に確保する動きを見せており、本受注残高には2025年3月期の販売予定分も含まれている。
②新規事業関連
新規事業関連は組み込み機器向けグラフィックスLSIに加え、ミドルウェア、機械学習/AI、ブロックチェーン、セキュリティ領域に向けたスタートアップ事業であり、機械学習/AI領域での売上高を中心に、売上高は前期比9900万円増(同19.1%増)となる6億2200万円、セグメント損失は同1億3900万円減(前期は5億4500万円の損失)となる4億0500万円となった。なお、前期では、機械学習/AI領域における開発支援ビジネスが伸長した。
■2024年3月期の業績見通し
2024年3月期の業績は、売上高154億4000万円(前期比6.7%増)、営業利益15億1000万円(同6.5%減)、経常利益15億3000万円(同15.6%減)、最終利益11億円(同18.8%減)、EPS101.07円を見込む。
・売上高:154億4000万円(同6.7%増)
・営業利益:15億1000万円(同6.5%減)
・経常利益:15億3000万円(同15.6%減)
・最終利益:11億円(同18.8%減)
・EPS:101.07円
会社情報
- 会社名
- 株式会社アクセル
- 設立
- 1996年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 松浦 一教/代表取締役副社長 斉藤 昭宏
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 6730